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海外の大手家電メーカーも学びに来ます

第7回 中国だって安いだけでは売れない

2015年2月25日(水)

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東京都町田市にある小さな家電販売店「でんかのヤマグチ」。周囲に大手家電量販店がひしめく激戦区にありながら、消費増税後も粗利益率39.8%を確保している。強さの秘訣を知ろうと、国内の家電販売店だけでなく、中国の大手家電メーカーからも視察が来たり、講演を頼まれたりする。今回は海外企業がヤマグチに注目する理由を解説する。

 ヤマグチには、「町の電器店がどうしてこんなに繁盛しているのだろう」と興味を持った様々な人が視察に来ます。講演を頼まれて私が各地に出向くこともあります。仕事でどうしてもスケジュールが合わない場合を除いて、視察や講演は基本的に受け入れるようにしています。人脈が広がることに損はないと思っているからです。

1942年生まれ。65年にパナソニック系列の家電販売店「でんかのヤマグチ」を創業。90年代後半、近隣への大手量販店の進出を受け、安売りしない代わりに、訪問営業を中心にしたきめ細やかなサービスを提供する経営へ転換した(写真:菊池一郎、以下同)

 視察に来るのは国内の中小企業経営者が多いのですが、数年前から海外企業の依頼も増えてきました。遠路はるばる視察に来たり、反対に私が海外の現地に出向いて講演をしたりするケースが出てきています。

 この1月にも中国の大手テレビメーカー創維数碼(スカイワース・デジタル)グループの幹部が通訳を伴って視察に来ました。このグループは、単にテレビを生産するだけではなく、中国各地に系列の販売店を展開しているそうです。中国国内に約4000店を展開していると言っていました。

売り方に国境はない

 巨大な消費市場である中国でさえ、テレビをはじめとする家電製品は成熟市場になりつつあるそうです。従来のように価格を下げるだけでは、売れなくなっている。では次の一手として何をすればいいのか――。そんな矢先、中国語に翻訳された私の著書を目に留め、興味を持ってわざわざ来日したそうです。

 私はいつもと同じことをアドバイスしました。まず、店の周りや店内、トイレなどの掃除を徹底してきれいにすること。顧客を絞り込んで、一人ひとりに対する御用聞きを徹底的にすること。電球の付け替えや、雨の日には店で傘を貸し出すなど、大小を問わずサービスを充実させてファンを増やしていくこと。時間はかかってもこうしたことの積み重ねが大切だと説明したのです。

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「他店より高い! 「でんかのヤマグチ」 “高売り”の秘密」のバックナンバー

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「海外の大手家電メーカーも学びに来ます」の著者

山口 勉

山口 勉(やまぐち・つとむ)

ヤマグチ代表取締役

1965年に東京・町田市でパナソニック系列の家電販売店「でんかのヤマグチ」を創業。90年代後半、大手量販店の進出を受け、訪問販売を主軸にきめ細かなサービスを提供する経営へ転換。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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