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どうして過剰な「率先垂範」は上司を苦しめるのか?

2015年2月24日(火)

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 部下の意識や行動を変えるには、まず自分が変わらなければならない。そうしないと何も始まらない。

 こう信じて疑わない上司がいます。理想はそうかもしれませんが、本当にそれで良いのかと私は思います。上司が変わらない限り、部下も変わりようがないということなのでしょうか。

 次の会話文を読んでみてください。

○部長:「目標を絶対達成する、そういうマインドを鍛えてほしい。先日、社長が言っていた通りだ」

●グループリーダー:「はい。まったくその通りです」

○部長:「目標を達成するのは当たり前だ。『達成しても達成しなくても、どちらでもいい』とか、『達成できないのは目標が高いから』などと言うのは、本当に止めてもらいたい」

●グループリーダー:「ええ……。そういうスタッフがいますから気を付けたいです」

○部長:「どうすれば目標が達成できるのか。それを日々考えることが大事だ。そして行動することだ。行動もせず、考えもせずに、『無理』『難しい』などと発言するようでは駄目だ」

●グループリーダー:「場の空気が悪くなりますからね」

○部長:「その通り。空気を汚す発言は慎んでほしい。空気に感化される若い人もいるのだから。とにかく営業部員の意識改革が必要だ」

●グループリーダー:「分かりました。まず私から変わりたいと思います」

○部長:「え?」

●グループリーダー:「私が変わらないことには部下も変わりませんから」

○部長:「何を言っている。そんなことはいいから、部下の意識改革を優先したまえ」

●グループリーダー:「いえいえ。部下の意識を変える前に、上司である私の意識を変える必要があります。だってそうじゃないですか。私の意識や行動が変わらないと、部下だって納得しません」

○部長:「机の上を整理整頓したまえ。私がこう言ったら君はどうする」

●グループリーダー:「は? もちろん、やりますよ。部長の指示ですし」

○部長:「知っていると思うが私は整理整頓が苦手だ。机の上は整理されておらんよ」

●グループリーダー:「経営会議の資料とか、部長になると色々必要だからでしょう」

○部長:「いや。資料なら君のほうが沢山持っている。私は単に整理整頓が苦手なんだ。何とかしなければと思っているが。もう一つ聞く。朝から大きな声で挨拶しなさいと私が言ったら従うか」

●グループリーダー:「何ですか、さっきから。従いますよ」

○部長:「私は大きな声で挨拶しないがな」

●グループリーダー:「ああ、それは……部長ぐらいになったら、そんなに大きな声で挨拶しなくてもいいと思います」

○部長:「いやいや、社長も専務も、すごく大きな声で挨拶されるじゃないか。部長だから大声で挨拶しなくていい、なんてことはない。実際、専務から先週怒られた。『部長の君が大きな声で挨拶しなさい』って」

●グループリーダー:「はあ……」

○部長:「つまりだな、君は私の指示には従う。私がそのことをやっていようが、やってまいが」

●グループリーダー:「確かに」

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「どうして過剰な「率先垂範」は上司を苦しめるのか?」の著者

横山 信弘

横山 信弘(よこやま・のぶひろ)

経営コンサルタント

CSK、日立製作所を経て、現在アタックスの主席コンサルタント。営業目標予算の2倍の材料を仕込む、組織マネジメント「予材管理」が注目され、コンサルティングのみならず、セミナー講師としても人気を博す。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官