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ビジネスで成功したければ仏教を学べ

僧侶になった横河電機元役員がアナタをスカウト

2015年3月4日(水)

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ビジネスセミナーで講師を務める柴田さん

 2015年1月下旬、東京都内でビジネスマン向けのセミナーが開かれ、約80人が熱心に聞き入っていた。

 講演のテーマは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)CEOとして1981年から20年間同社を率い、「経営の神様」と呼ばれたジャック・ウェルチ氏の経営手法を紹介するものだ。

 一見、普通の経営セミナーだ。しかし、会場に流れる空気がどこかゆったりと感じられるのは、演壇に立った男が、作務衣を着た僧侶だからか。

 この人物は、長野県千曲市にある開眼寺(臨済宗妙心寺派)住職、柴田文啓さん(80)。

 柴田さんは横河電機の元役員で海外経験も長く、ヨコガワ・アメリカ社の社長も務めたビジネス界での成功者だ。ウェルチ氏とは40年続く旧知の間柄で、今なお、手紙でのやり取りが続いている。

 柴田さんは定年後の2001年、第二の人生を信州にある山寺で過ごすべく、住職になることを選んだ。そして今、元経営者と僧侶の2つの顔を持つ柴田さんの元には、研修の講師などの依頼が寄せられている。

 「企業の幹部の皆さんにはぜひとも仏教を学んでほしい。仏教はビジネスの場で生かせることばかりです」――。

柴田さんが住職を務める開眼寺

 一見、水と油に思えるビジネスと宗教は、その実、強い親和性があると柴田さんは説く。それだけではない。

 「お寺の住職は定年後の最高の過ごし方。興味ある方はぜひとも、私に声を掛けていただきたい」と、スカウトしている。柴田さんの熱意に宗門も動き始め、社会人経験者の受け入れ制度を整え始めた。柴田さんに続こうとする元ビジネスマンが多数、修行道場に入り、間もなく僧侶として第二の人生を歩み出す。

 ここでは柴田さんの半生を振り返りつつ、なぜビジネスパーソンが仏教を学ぶ必要があるのかを見ていく。そこには、仏教の衰退を食い止めるカギも隠されていた。

「仙人」との出会い

 柴田さんは1934年(昭和9年)、福井市生まれ。小学校4年の時、父親が戦死し、母親が自宅の仏壇で経を上げる姿を見て育った。「母親の後ろ姿が、今の自分の原風景になっています」。柴田さんは振り返る。福井大学工学部に進学。柴田さんは卒業前にひと月間、地元・福井県の永平寺に泊まり込み、修行のまねごとをしたこともあった。

 横河電機には技術者として入社した。再び、仏教に対する気持ちが高まってきたのが、仕事に自信を持ち始めた30歳の時だった。東京都五日市町(現あきる野市)にある禅刹・徳雲院の坐禅会に通い始めた。早朝4時からの坐禅会に参加するために午前2時台に起き、自宅のある都内から愛車「スバル360」を飛ばして、山寺へと向かった。

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「ビジネスで成功したければ仏教を学べ」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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