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【特別対談】イクメンは出世しない!?

漫画家 弘兼憲史×サイボウズ社長 青野慶久

2015年3月10日(火)

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 「育児に熱心な男は出世しない」

 政府が女性の活躍推進を打ち出す中、重要性が高まっている男性の育児参加。そんな最中、大ヒット漫画『島耕作』シリーズの作者、弘兼憲史氏のある雑誌での発言が、子育て世代を中心に物議を醸している。SNS(交流サイト)などを中心にいわゆる「炎上」騒ぎに発展した。

 オフィスの情報共有向けソフトウエア大手であるサイボウズを率いる青野慶久社長も敏感に反応した一人。「イクボス」社長として知られるだけに、「子供の誕生日を優先できない上司の下では働きたくないものですね」とツィッターでつぶやき、嫌悪感を示していた。

 弘兼氏の真意はどこにあるのか、「イクメン」は本当に出世できないのか――。日経ビジネス3月9日号の特集「1122社調査で見えた 日本を救う子宝企業」では、「イクボス企業同盟」を主宰するNPO法人ファザーリングジャパン(FJ)の安藤哲也氏をコーディネーターに迎え、対談で2人の本音を語ってもらった。以降は、本誌では紹介できなかった部分を加筆した対談の全貌をお伝えする。

大ヒット漫画「島耕作」シリーズなどで知られる漫画家の弘兼憲史氏(左)と「イクボス」社長として知られるサイボウズの青野慶久氏(右)(写真:竹井俊晴、以下同じ)

弘兼憲史氏(以下、弘兼):まず言いたいのは、僕は圧倒的にイクメン肯定派です。自分自身もイクメンでした。入学式や運動会などの行事にはほとんど参加しませんでしたが、家庭では料理など家事をひと通りこなしていました。昭和の「団塊世代」の代表のような扱いですが、全然違いますからね。

 雑誌記事のタイトルが独り歩きしているだけで、育児世代を中心に誤解が生じているだけです。そもそも出世することが重要だと思っていません。

FJ安藤哲也・代表理事(以下、安藤):批判意見では、島耕作とイクメンが遠い存在なので、弘兼さん自身も家庭を犠牲にしているというイメージを持たれているようです。

弘兼:島耕作だって料理しますよ。イクメン漫画ではないのでわざわざ描いてはいませんが、実際にはきちんとやっています。

サイボウズ青野慶久社長(以下、青野):僕自身、今では「イクボス社長」なんて言われていますが、「島耕作」の愛読者でしたし、どちらかといえば古いタイプの考え方の持ち主でした。

 「男は外で仕事をして、女性は家庭を守る」のが普通だと思っていました。両親もそうでしたし、知らない間に刷り込まれたのだと思います。だから今は必死で脳の中のOS(基本ソフト)を入れ替えています。

弘兼:だったら僕らの立場は逆じゃないの? 僕はこの世代だと圧倒的に理解がある方です。

コメント12件コメント/レビュー

弘兼さんは、奥さんの柴門ふみさんが20年前に出した育児エッセイで、そもそも子育てに興味がなかったことがすでにバラされているので、イクメンと言い張るのは無理があると思う。(2015/03/10)

「地方創生 1122社調査で見えた 日本を救う子宝企業」のバックナンバー

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「【特別対談】イクメンは出世しない!?」の著者

佐伯 真也

佐伯 真也(さえき・しんや)

日経ビジネス記者

家電メーカーで約4年間勤務後、2007年6月に日経BP社に入社。日経エレクトロニクス、日経ビジネス編集部を経て、15年4月から日本経済新聞社証券部へ出向。17年4月に日経ビジネス編集部に復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

武田 安恵

武田 安恵(たけだ・やすえ)

日経ビジネス記者

大学院卒業後、2006年日経ホーム出版(2008年に日経BPと合併)に入社。日経マネー編集部を経て、2011年より日経ビジネス編集部。主な担当分野はマクロ経済、金融、マーケット。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

弘兼さんは、奥さんの柴門ふみさんが20年前に出した育児エッセイで、そもそも子育てに興味がなかったことがすでにバラされているので、イクメンと言い張るのは無理があると思う。(2015/03/10)

私が読んだ弘兼さんのコメントは、誰でもそう読めるる内容だった気がしますし、今回の対談でも仕事と育児や家事に上下関係を付けがちなところが引っ掛かります。そもそも仕事より子育てを優先するかしないかといった極論が多いですが、実際は共働きの場合は子育て全般を協力していかないと仕事も生活が成り立たないのでそんな線引きはありえません。また、子育てを大事にしたいという気持ちと、子育ての為なら会社の仕事は二の次、という事がイコールかのような前提で話されているのも不思議です。緊急で大事な仕事の際に育児イベントを優先するのがイクメンで、そんな人間に仕事は任せられないという論理ですが、共働きの夫婦はお互いの都合を勘案して相談しながらやりくりしていますので、こんなロジックはちょっと極端過ぎます。だいたい、仕事を投げ出して運動会や参観日に来る親を子供が誇りに思うかは疑問ですし、そう思う子供の親なら子供にもきちんと説明はすると思います。イクメンという言葉で一括りとし、イクメンイコール仕事を優先しないやつだからそんな人間には仕事は任せられない、という論調と受け取れてしまいますが、本意でないとすれば表現者としてはもう少し熟考すべきではないかと思いました。今回の対談を読んでも、”自分もイクンメン”といったコメントには正直説得力が感じられないですね。そもそも会社の仕事を断って育児イベントを優先する人をイクメンとして批判していますが、自分がイクメンだったという例では料理や家事をした事を引き合いに出して肯定しているので、イクメンの定義がきちんと整理されていないまま不用意に喋ってしまって失敗されている気がします。(2015/03/10)

面白いですね、この対談をよく読むと、本音とタテマエがすっかり見えてきます。いい対談でしたね。しかし、この漫画家は正直な人だな。会社では成功しないでしょうね。(2015/03/10)

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