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「予定通り」惨敗のホンダF1復帰戦

入社3年目をチームに入れる理由

2015年3月18日(水)

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マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトン選手は完走したものの11位に終わった

 3月15日に決勝戦が開催されたフォーミュラ1(F1)世界選手権のオーストラリア・グランプリ。ホンダの7年ぶりの参戦となり注目を集めたが、「マクラーレン・ホンダ」にとっては"予定通り"の結果となった。

 2台のうち1台はエンジントラブルでスタートできず、ジェンソン・バトン選手は最後尾からのスタートで、完走した中で最下位の11位。下馬評通りの強さでワンツーフィニッシュを決めたメルセデスAMGから2周遅れの惨敗である。トップチームとの大きな差を見せつけられた格好となったが、バトン選手は「開発に大変役立つ結果だ」と前向きなコメントを残した。

 ホンダのF1と言えば、1980年代後半から90年代前半にかけての圧倒的な強さが今でも記憶に残る人は多いだろう。伝説的なレーサー、アイルトン・セナを擁し、88年のマクラーレン・ホンダは16戦15勝という偉業を成し遂げた。だからこそホンダにとって、F1は「勝たなければ意味がない」もの。結果が残せなければ、過去の栄光に泥を塗ることになる。

 ただホンダ首脳陣にとって、当面の苦戦はある意味で予定通り。レースの順位という結果以上の参戦意義があるからだ。

 1つが技術の習得にある。2013年にF1への復帰を決断した伊東孝紳社長は「パワーだけのF1だったら復帰はなかった。今のF1が求める環境性能とパワーを両立させる難易度の高いハイブリッド技術は、我々が目指している方向と同じだ」と話す。

 F1の規約(レギュレーション)は頻繁に変更されるが、大きな流れはハイブリッド化にある。2014年から、使用するエンジンが排気量2.4リッターからターボ付きの1.6リッターへと小型化。同時に、エンジンの熱をエネルギーとして蓄えておき、エンジンを補助する動力源に使う「回生システム」の導入も義務付けられた。エンジンとモーター、バッテリー、ターボチャージャーなどを連携させ、燃費とスピードを両立させなくてはならない。

 ここにレース独特の難しさがある。それぞれのコンポーネントを機能させるのはもちろん、それぞれを小型軽量化して最適に配置し、搭載スペースを極小化したF1マシンに収容しなければならない。「配線1本、ビスのつなぎ方1個がダメでも動かなくなる」(伊東社長)という極限の環境で、マシンを仕上げる必要がある。

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「「予定通り」惨敗のホンダF1復帰戦」の著者

熊野 信一郎

熊野 信一郎(くまの・しんいちろう)

日経ビジネス記者

1998年日経BP社入社。日経ビジネス編集部に配属され製造業や流通業などを担当。2007年より日経ビジネス香港支局に異動、アジアや中国に関連する企画を手がける。2011年11月に東京の編集部に戻る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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