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4段変形ロボ「アイリー」はニッポンを救うか

アイシン精機×未来ロボット技術開発センター(fuRo)の未来型モビリティ「ILY-A」

2015年3月18日(水)

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 これだけ「絵になる」発表会だから、どうせ紹介記事がどっと出るのは間違いない。きれいな動画もネットにあふれかえっているはず。とはいえ是非自分でもご紹介したい話なので、ある程度開き直って書かせて頂く。ご了承賜りたい。

 3月17日、東京スカイツリーのお膝元にある千葉工業大学スカイツリータウンキャンパスで、自動車部品メーカー大手のアイシン精機と、未来ロボット技術開発センター(fuRo)の共同記者発表が行われた。そこで公開されたのがこちらの「ILY-A」。ILYは「アイリー」と読む。

fuRoのILY-A紹介ページはこちら

4段階トランスフォームがILY-Aのミソ

 見出しに引かれて開いて下さった方から、どこがロボだ!という怒声が聞こえてくる。なんだ、よくありそうな個人用モビリティじゃないか、と。なんともそっけないこの写真だけだとそう思われても無理はない。実際、発表会では「ロボット」という言葉はアイシン精機もfuRoも使っていない。なのになぜロボ呼ばわりするのか、説明が必要だ。

 まず、ILY-Aの最大のミソ、「変形」から見ていこう。

左から「ビークル」モード、以下順に「キックボード」「カート」「キャリー」モード。

 基本はバッテリー駆動で、ビークルモードで三輪車のようにまたがって乗る。変形して「キックボード」になると、文字通り蹴って進む。ナニ? そう、人力で推進する。いや、呆れてはいけない。あとで動画でご覧いただくが、蹴りながらモーター推進にシームレスに移行して、途中から怠けることも可能なのだ。

 カートモードは、お買い物の時に便利。ハンドルを逆から持って、押して使う。これまた、坂道で下がらないようにしたりと、電動でアシストする。最後のキャリーモードは、ベビーカーのように折りたたみ、車に積んだり、バスや電車に乗るときのためのものだ。あるいは、使用できないエリアで持ち運ぶ時にも使える。

「よくできているけれど、これはモビリティであってロボじゃないだろう」

 仰るとおりなのだが、本当にそうならばこのILY-Aを、日本のロボットの専門家集団が作った意味がない。ILY-Aは「変形機能」のほかに「知能化安全機能」「操縦支援機能」「知能化自己診断監視機能」を持っている。簡単に言えば、混雑した場所では自動的にスピードを落とし、直前に飛び出してくる人がいればブレーキを掛け、故障がないかを自分で診断・申告する。すこし触れたが、いまは自力で動いているか、人間が引っ張ったり蹴って動かしているのかも自動的に判断し、モーターを制御する。もっと言えば、ストレスなく真っ直ぐ走るだけでも、ILY-A側の自動コントロールなしには難しい。

 形はたしかにまだまだそっけないが、ここまでのインテリジェンスがあれば、人間を支援するロボット、と言っても差し支えないと思う。

 まだ分かりにくい? では百聞は一見にしかず、当日のデモを素人の私のスマホ動画で申し訳ないがご覧頂こう。次のページへどうぞ(ページビュー稼ぎですみません)。

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「4段変形ロボ「アイリー」はニッポンを救うか」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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手嶋 龍一 作家・ジャーナリスト