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スカイマーク、社名変更は是か非か

長年愛されたブランドが消える意味

2015年4月8日(水)

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 国内3位で民事再生手続き中のスカイマーク。経営再建を支援する投資ファンド「インテグラル」の佐山展生代表は4月4日、民放各局のテレビ番組に出演した際、社名やロゴの変更を検討していることを明らかにした。スカイマークの有森正和社長も週明けの6日、これらの検討を進めていることを認めた。

 「ここまでやってきたので、一新したい」と有森社長は、社名変更の狙いを打ち明ける。

 佐山代表がテレビ番組で披露した新社名案は「SKY Bee(スカイ・ビー)」。ビーは英語のミツバチだが、ロゴマークには、より活発なイメージのスズメバチ(英語名はホーネット)が描かれていた。

スカイマークの社名変更について語った有森正和社長(写真左)と、同社の経営再建を支援するインテグラルの佐山展生代表(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 「スカイ・ビーになるかはわからないが、『スカイ』は残す」と有森社長は説明し、社名変更の議論が本格的に進んでいることをにおわせた。

 スカイマークは1996年11月、規制緩和による新規航空会社の1社目としてエイチ・アイ・エスの澤田秀雄会長らの出資で設立された。現在の機体側面に「SKY」と大きく描かれたロゴは2代目で、10年前の2005年3月に株式分割や減資と共に導入されたものだ。

 幻に終わった総2階建ての超大型機エアバスA380型機では、破綻後の2月から運休している中型機エアバスA330-300型機と同じように、機体側面に「SKYMARK」とフルスペルで描く予定だった。西久保愼一前社長は、「『SKY』だけでは、就航先の海外でスカイマークとわからないから」と、海外での訴求効果をにらんでデザインを変える意向を語っていた。

機体側面に「SKYMARK」とフルスペルで描いていたスカイマークのA330

 これまで同社は、2006年10月に「スカイマークエアラインズ」から「スカイマーク」に社名を変更している。だが、これは劇的な変化を伴うものではないだろう。仮に社名変更が現実のものになると、スカイマーク創業以来、初の大幅な刷新となる。

 スカイマークと言えば、格安運賃を打ち出す航空会社として誕生し、西久保氏が社長に就任してからは、「何かとお騒がせな航空会社」というイメージを抱く人も多いかもしれない。

 一方で、航空業界の常識を壊すようなアグレッシブな試みにも次々と乗り出し、フルサービス航空会社が手掛けないようなサービスにも果敢に挑戦してきた。良くも悪くも、「第三極」として広く認知され、フルサービス航空会社にないベンチャー精神を高く評価するファンも多かった。

 こうした知名度を投げうってまでも、社名変更が必要なのだろうか。

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「スカイマーク、社名変更は是か非か」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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