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これはもう革命と言っていいんじゃないだろうか

東京にネオファーマーズが誕生した!

2015年4月10日(金)

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ついに第1号が誕生したわけですね。

 「瑞穂町の職員はみんな前向きにやってくれました。1年ぐらいしたら、今度は茶髪の若者が『農業をやりたい』と言って瑞穂町に来た。中山喜一郎さんです。彼には、あきる野市が空いている農地をあっせんしてくれました」

 「つぎにワタミファームで働いていた柳川貴嗣さんが青梅市で就農した。さらに女性も1人で就農することができた。すごい騒ぎになって、この流れをしっかり後押ししなければならないと思いました」

なぜ「東京で農業」を選ぶのか

なぜ彼らは東京で就農しようと思うのでしょう。

 「まず東京は全国で一番、田舎から人を受け入れてきたから、よそから人が入ってくることに抵抗感がない。もし田舎で若者が農地に入ったら、『あんただれだ』『まず農協に入れ』ってことになるかもしれない」

 「住宅をみつけるめども立ちやすい。一軒家がなかったり、作業場を確保しにくいっていう問題はあるけど、田舎で就農するのと違い、『住む場所をどうするか』はさほど問題にはならない」

 「大消費地が目の前にあるから、農産物の売り方が多様で、最初の年からある程度の売り上げを見込めるという点もある。地方だと、産地の一員として同じ作物をつくることが求められる。それに比べると、東京は自由です。あと、もし困ったら、アルバイトができるという感覚もあるんじゃないですか」

 「長年やってて思いますが、暮らしを大きく変えたくはないという傾向もあるようです。もし、彼らが九州で就農すれば、すべて変わる。まわりに知り合いがいない。どういう場所だかわからない。まわりと同じものを、言われた通りつくるしかない。東京は違う」

農業の何に魅力を感じているのでしょう。

 「うちに来る人のなかには、学歴の高い人もけっこういる。彼らは企業に入っても、自分で勉強してきたことをなかなか生かせない。夢が持てる就職先が少ないんじゃないですか。どんな仕事も感謝されるべきだと思いますが、一生懸命コストを下げて工業製品を作っても『安物』と言われる」

 「農業って、ちょっと科学的じゃないですか。土づくりをしてもすぐにはうまくいかなくて、できたら『おいしいね』って言われる。それが『たまんないよね』っていう人がいっぱいいるんです」

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「これはもう革命と言っていいんじゃないだろうか」の著者

吉田 忠則

吉田 忠則(よしだ・ただのり)

日本経済新聞社編集委員

1989年京大卒、同年日本経済新聞社入社。流通、農政、行政改革、保険会社、中国経済などの取材を経て2007年より現職。2003年に「生保予定利率下げ問題」の一連の報道で新聞協会賞受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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