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MRJ、初飛行延期で遠のく「最初の一歩」

さらなる難関は国交省の「型式証明」

2015年4月15日(水)

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 日本の航空業界にとって、今年上半期の最大の話題と言えば、半世紀ぶりの国産旅客機「MRJ」の初飛行だった。

昨年10月、報道陣の前に姿を現したMRJの機体(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 だが機体を開発する三菱航空機と親会社の三菱重工業は4月10日、愛知県内で開発状況の説明会を開き、初飛行が今年9~10月にずれ込むことを発表した。

 三菱航空機の本社は、初飛行の舞台となる愛知県営名古屋空港(小牧空港)のターミナルビル内にある。今年1月に移転したばかりで、ワンフロアに全部門を集約して開発体制を強化した。

 「我々はここで、『MRJを飛ばすぞ』という意気込みで仕事をしている」

 4月に就任したばかりの森本浩通新社長は、4月10日に開催した説明会の席上で、社内の雰囲気をこう表現した。

4月に三菱航空機の社長に就任した森本浩通新社長

 初飛行は延期になったものの、量産初号機の納入スケジュールは維持する予定だ。ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングスへの最初の引き渡しは、2017年4~6月期を計画している。

 初飛行の遅れについて、MRJのチーフエンジニアを務める三菱航空機の岸信夫副社長は、「非常用発電装置の取り付け位置の変更など、初飛行後に予定していた機体の改修を前倒しすることにした」と説明した。

 当初は初飛行後に数回、機体を改修し、飛行試験の結果を反映させる計画だった。この改修を一部前倒しすることで、飛行試験の内容の精度を高める狙いがある。開発段階で生じる、同じような検証作業を省くことも目的の一つだ。

 一方で、6月に開かれるパリ航空ショーに初飛行が間に合わなかったのは、営業面でマイナスになるという見方もある。航空業界にとって、奇数年に開催される「パリ航空ショー」と、偶数年に英国で開かれる「ファンボロー航空ショー」は、ボーイングやエアバスなどの機体メーカーが、新機種や大型受注などを発表する晴れ舞台。

 今回の初飛行の遅れは、MRJの受注や納入にどのような影響を与えるのか。

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「MRJ、初飛行延期で遠のく「最初の一歩」」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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