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豚骨ラーメン、アジアから世界へ

『アジアで働く』その後のエピソード(3)

2015年5月7日(木)

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「博多ラーメンとは何か」を語れるか

 福岡に本社を置く豚骨ラーメンチェーンの博多一幸舎は『アジアで働く いまはその時だ』に掲載された後もアジアに店舗を増やしている。現在は東京にも出店して国内が11店舗、海外はシンガポールの2店舗を含め、24店舗となった。そして前回、紹介した吉岡大輔との出会いをきっかけに、ヨーロッパ進出も目論んでいる。

 同チェーンの特色はいずれも直営で、FC店がないこと。店を増やすには、人材を集めて教育するしかない。同社代表の入沢元、インドネシアおよび中国の北京、上海地区を統括する大石昌明両氏に、海外で仕事をする際の問題点について聞いた。今回の話題は主に中国だが、博多発シンガポール経由の番外編としてお届けしたい。

博多一幸舎の入沢元代表(右)と大石昌明海外統括(写真:西宮奈央、以下同)

いまの出店状況はどうなっていますか。

入沢:国内は2014年末に東京に出しました。海外はオーストラリアのメルボルン、そして中国は北京です。現在、計画中なのがフィリピンのマニラ、アメリカのロサンゼルスです。中国は以前から広州には出していたんですが、とにかく広い国なので、従来の担当者の他にインドネシアをやっていた大石にもやってもらうことにしました。

大石:私は長年、住んでいたインドネシアに一幸舎のチェーン店を出す仕事をしていました。しかし、前々からアジアでいちばん大切なのは中国だと思っていたんです。いま、中国を見ていると、さまざまな飲食店が日本からやってきていますが、正直言って、玉石混交です。日本と同じ味を出す店もあれば、「なんちゃって日本食」もある。そうしたなかで私たちが出すのは日本と同じ味の店です。

 でもね、単に店を出すだけなら簡単なんですよ。ただし、中身と品質がちゃんとしていて、さらに従業員が「博多ラーメンとは何か」をきちんと説明できないと、継続していくのは難しい。「なんちゃって日本食」では長続きしません。ですから、着実にやっていくつもりです。

 中国各地では反日の影響もないとは言えません。タクシーに乗ろうとして乗車拒否されたこともあります。でも、なんといっても、大きなマーケットです。ここをしっかりやらなきゃいかん、と。中国は大きいから、都市を1つの国として見ていかなくちゃいけないですね、上海国とか、北京国とか、広州国とかですね。それの下にまた第2級都市の大連国とかがある。

新しい働き方、考えてみませんか?
アジアで働く いまはその時だ

「来週からベトナムに行ってくれ」。そんな辞令は、もはや珍しくない。チャイナ・プラス・ワンと呼ばれる東南アジアの国々への日本企業の関心は高く、明日、あなたに白羽の矢が立つかもしれない。

そこは、どんなところで、何を知っておくべきか。本書は、ベトナム、タイ、インドネシア、ミャンマー、シンガポールで奮闘するビジネスパーソンたちの生の声を追った現地報告である。そこには様々な苦労があり、確かな手応えがある。閉塞する日本から飛び出し、「オレ、この国で絶対成り上がりますから」と語る青年の目に見えているものを、明日のあなたのために、知ってほしい。

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「豚骨ラーメン、アジアから世界へ」の著者

野地 秩嘉

野地 秩嘉(のじ・つねよし)

ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポ、ビジネス、食、芸術、海外文化など幅広い分野で執筆。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長