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なぜ、「かばん持ち」が、スーパージェネラリストへの修業になるのか?

2015年4月20日(月)

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職場でのスーパージェネラリストへの修業

田坂先生は、昨年出版された著書、『知性を磨く 「スーパージェネラリスト」の時代』(光文社新書)において、これからの時代には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という「7つのレベルの知性」を垂直統合した「スーパージェネラリスト」が求められると言われていますね。

 また、来月出版される新著、『人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」』(同)においては、その「知性の垂直統合」のために必要な「多重人格のマネジメント」について語られていると伺っています。

 前回と前々回は、このスーパージェネラリストの「知性の垂直統合」と「多重人格のマネジメント」を、どのようにして行うかについて教えて頂きましたが、今回は、その「多重人格のマネジメント」を、日々の仕事の中で、どのように学んでいけばよいか、その「具体的な技法」について、教えて頂ければと思いますが?

田坂:日々の仕事の中での「具体的な技法」ですか……。それは、とても大切な質問ですね。

 今回の連載、「スーパージェネラリストへの成長戦略」は、単に「ウェブで読んだ知識」として学ばれるだけでなく、日々の仕事において「具体的な技法」を実践しながら、「体験で掴んだ智恵」として学ばれることが大切と思います。

 その学びの技法は色々とありますが、ここでは、最も身近な一つの技法を語りましょう。

 それは、優れたスーパージェネラリストの「電話を聴く」という技法です。

「電話を聴く」のですか……?

田坂:そうです。実は、「電話を聴く」ということは、「多重人格のマネジメント」を学ぶための、極めて優れた技法なのですね。

 一つ事例を挙げましょう。著者が実社会に出たばかりの30年以上も昔のことですが、職場で上司と交わした会話を、懐かしく想い出します。その上司は、「営業の達人」と呼ぶべき人で、当時の私にとっては、文字通り「仕事の師匠」だった人ですが、この上司と、次のような会話を交わしたのです。

 「おい、その席、狭いだろう。あちらに両袖机の広い席が空いたから、移ったらどうだ」

 その上司の声を聞いて、私は、笑いながら答えたのを想い出します。

 「いや、ここで結構です……」

 すると、その上司は、怪訝そうな顔をして、私に言いました。

 「そうか、そんな狭い席でいいのか? まあ、それならいいけどな……」

なぜ、そんな声をかけてくれたのですか?

田坂:その上司は、「営業の達人」というだけでなく、「人間力」のある、温かく親切な上司だったのです

 そして、入社したばかりの私が、その上司の横の小さな席で、書類を山積みにしながら働いている姿を見て、気の毒に思ったのでしょう。少し離れたところに、両袖のある大きな机の席が空いたので、そちらに移ったほうが、仕事がしやすいだろうと思ってくれたのでしょう。

なるほど……。では、なぜ、その親切に甘えて、席を移らなかったのですか?

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「なぜ、「かばん持ち」が、スーパージェネラリストへの修業になるのか?」の著者

田坂 広志

田坂 広志(たさか・ひろし)

多摩大学大学院教授

1974年東京大学卒業、81年同大学院修了。工学博士(原子力工学)。米シンクタンク客員研究員などを経て、2000年多摩大学大学院教授に就任。2011年3~9月、東日本大震災に伴い内閣官房参与に就任

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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