• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

22歳で借金1億円、人財の大量流出

第1回:全員が全力を出し切らないのはおかしいと思っていた

2015年5月15日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

SEO対策で急成長を遂げたITベンチャー、ウィルゲート。ここにきて、コンテンツマーケティングの領域に舵を切り始め、さらなる成長分野への参入を図っている。この会社のもう1つの側面は、社員の働きがいを重視している点だ。毎年2回全社員の意識を調査し、変調を読み取り対策を講じる。縦横ナナメでコミュニケーションを深めることができるようにあの手この手を尽くす。その背景には、社員の大量退社による倒産の危機という、艱難辛苦の経験がある。

高校時代にアパレル商品のネット通販を始め、大学時代にウィルゲートを設立した小島社長(写真:陶山勉)

 組織で動く以上、一人ひとりが責任を背負っています。普通ならモチベーション高く働けるはず。普通なら多少辛いことがあっても全力でやり通すはず。

 自分自身がまだ高校生だった18歳でアパレルのネット通販事業を創業したときも、20歳でウィルゲートを会社設立したあとも、ずっとそう思っていました。どんな状況であっても、各自の熱い想いがあれば、誰もが寝食を忘れて仕事に取り組めると信じていました。

 その結果……。

 多くの仲間を失いました。今となって考えれば、それは全て私のせいです。どれだけ志があっても、どれだけ数字で結果が出ようとも、肝心な部分がないがしろにされていては、モチベーション高く働くことも、また、全力でやり通すこともできない人はいます。むしろそれが普通です。

独りよがりなリーダーだった自分が失敗を招いた

 しかし、早くビジネスを軌道に乗せたかった当時の私は、メンバーが最初掲げた志を持ち続けて全力で働かないのはそのメンバー個人のせいであり、私自分の考えが間違っているとは全く思っていませんでした。私は、人の心が理解できない、独りよがりなリーダーだったのです。

 2015年の今も私はウィルゲートの代表取締役を務めていますが、起業した2006年から今日までの道のりは、生やさしいものではありませんでした。会社は倒産直前まで追い込まれ、私自身も22歳、つまり、同級生が大学を出て就職するちょうどそのころに、1億円の借金を抱え込み、どん底にいました。ここまで回復できたのは、未熟な私を信頼してくれ、支えてくれた社員のおかげです。

 それ以来ウィルゲートは、「働きがいのある会社」を目指しています。世界49カ国で「働きがいのある会社」の調査を行っているGreat Place To Work(R) の調査機関を通じて、毎年調査を実施しています。その中で2014年は第18位、2015年は第14位(従業員100~999人の部門)にランクされ、まさに「働きがいのある会社」に向かっているところです。この連載では、ウィルゲートがなぜこの軸を経営の根幹に据えているのか、今日までの歩みと、これからについて記していきたいと思っています。

コメント2

「「働きがいのある会社」をつくりたい!」のバックナンバー

一覧

「22歳で借金1億円、人財の大量流出」の著者

小島梨揮

小島梨揮(こじま・りき)

ウィルゲート社長

慶應義塾大学在学中の2006年にウィルゲートを設立。同社は一時は組織の内部崩壊により倒産に直面したものの、経営者としての姿勢を改めその危機を乗り越えてSEO業界トップクラスの座に導いた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トランプ政権のここまでの動きはスロー。

ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授