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強敵「ゴルフ」に挑むトヨタ「オーリス」

パワフルなダウンサイジングターボ

2015年5月12日(火)

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トヨタ自動車が4月に部分改良した「オーリス」の1.2Lダウンサイジングターボエンジンを搭載したグレード「120T」

 これまで低燃費化の技術として、ハイブリッドシステムに力を入れてきたトヨタ自動車が、エンジンそのものの低燃費化にも取り組み始めたことを紹介したのは、この連載の第1回だった。それから約1年、同社のエンジンの低燃費化技術は新たな展開を迎えた。トヨタ自動車も本格的にダウンサイジングターボエンジンの商品化に乗り出したからだ。

 すでに、トヨタはSUV(多目的スポーツ車)の「レクサスNX」に排気量2.0Lのダウンサイジングターボエンジンを搭載しており、この連載の第10回でも紹介した。これに対して今回は、排気量1.2Lのダウンサイジングターボエンジンを新たに開発、部分改良した「オーリス」に載せて発売したのである。

 オーリスは、独フォルクスワーゲンの「ゴルフ」や、米フォード・モーターの「フォーカス」といった競合車がひしめく欧州市場の「Cセグメント」で勝ち抜くことを狙ってトヨタが投入した戦略車種である。このCセグメントは、欧州市場で最も規模の大きいセグメントであり、競争も厳しい。この市場は、ガソリンエンジンではダウンサイジングエンジンが主流になりつつあり、オーリスでもダウンサイジングエンジンの投入が急務になっていた。NXに載せた2.0Lエンジンに比べると、市場規模がはるかに大きく、トヨタにとってもより重要なのが、この1.2Lエンジンということになる。

 欧州市場では乗用車の半分はディーゼルであり、オーリスも欧州ではディーゼルエンジンを積む仕様を用意している。加えて、プリウスに搭載するのと同じハイブリッドシステムを積む仕様も用意する。今回、これに1.2Lのダウンサイジングターボのガソリンエンジン仕様が加わることで、さらに商品力を強化することを狙っている。

「ゴルフ」と真っ向勝負

1.2Lのダウンサイジングターボエンジンは低速から1.8LのNAエンジンを上回るトルクを発生する

 ただし、トヨタと他社で戦略的に異なる点がある。それは、他社がダウンサイジングターボエンジンを低燃費化の手段と位置づけているのに対して、トヨタはダウンサイジングターボエンジンを低燃費だけでなく高出力も追求したエンジンと位置づけていることだ。実際、今回1.2Lターボエンジンを搭載した仕様「120T」は、1.8Lの自然吸気エンジン(NAエンジン)を搭載したグレード「180S」と比べると、最高出力では85kWと180Sの105kWを下回るものの、最大トルクは185N・mを1500~4000rpmの広い回転数で発生する。180Sが173N・mを4000rpmで発生するのに比べて、低回転域から力強い加速力が得られる。

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コメント2件コメント/レビュー

記事全体に渡って、消化不良というか一面的で偏ったモノの見方を感じました(因みに私はダウンサイジングターボを肯定する立場です)。 ●●エンジン特性比較のグラフに関して指摘します。 ●グラフの上部1/3~1/4だけを提示するのは誠実な態度とは思えません。この手のグラフで(大幅に)裾を切ることに何ら疑問を感じていないようであれば、記事の出来がどうこうというレベルではない大問題です。 ●●当該エンジンが(日本の)ハイオクを要求することは、記事の片隅にチラリと書くようなことではなく、その出力特性を説明の部分に技術要件して書くべき内容です。 ●手間をかけずに(欧州向けの)ダウンサイジングターボユニットを日本に導入せんがためのハイオク指定なのでしょう(それを悪いとは言いません)。 ●日本も95RONがスタンダードになればよいと思います。(2015/05/12)

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「強敵「ゴルフ」に挑むトヨタ「オーリス」」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

記事全体に渡って、消化不良というか一面的で偏ったモノの見方を感じました(因みに私はダウンサイジングターボを肯定する立場です)。 ●●エンジン特性比較のグラフに関して指摘します。 ●グラフの上部1/3~1/4だけを提示するのは誠実な態度とは思えません。この手のグラフで(大幅に)裾を切ることに何ら疑問を感じていないようであれば、記事の出来がどうこうというレベルではない大問題です。 ●●当該エンジンが(日本の)ハイオクを要求することは、記事の片隅にチラリと書くようなことではなく、その出力特性を説明の部分に技術要件して書くべき内容です。 ●手間をかけずに(欧州向けの)ダウンサイジングターボユニットを日本に導入せんがためのハイオク指定なのでしょう(それを悪いとは言いません)。 ●日本も95RONがスタンダードになればよいと思います。(2015/05/12)

エンジンは挑めるが、他の箇所や開発思想はまだまだ。フォルクスワーゲンに追従してでもトヨタは発展してほしい。(2015/05/12)

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三品 和広 神戸大学教授