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誰もやりがたらない「修羅場案件」が成長を速める

~“泥かぶり”のススメ~

2015年5月22日(金)

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 女性には、結婚、妊娠、出産、育児、介護など、ライフイベントが多くあります。望んでいたものもあれば、望んでいなかった想定外の出来事として起こるものもあります。私も、そうでした。そうした中で、キャリアアップをしていくには、「前倒し」でキャリアを進めることが、最も有効です。これは、キャリアアップに成功した多くの女性マネジメントの方々へのヒアリングと私自身の経験から言えることです。

 例えば妊娠は、自分が子どもが欲しいと思った時にはなかなかできず、「え!? なぜ今?」というときであることも。同じく親族の介護も、前々から予知できていれば体制を整えることができますが、ある日突然癌が発覚し、手術を繰り返して、介護生活に……ということも十分考えられます。その時に、自分が勤めている会社や顧客から、「それでもあなたに仕事をしてほしい」「ぜひ戻ってきてほしい」と言ってもらえるかどうかは、その前にどれだけのキャリアを積んでいるか、どれだけ信頼を築いているかにかかっています。それには、「前倒し」でキャリアを作っていくしかありません。

 前倒しでキャリアを作るには、社内外で通用するスキルを若いうちにできるだけたくさん身に付ける経験をする必要があります。それらが何かを定義し、どうやったら早く身に付けられるかを考え、行動に移していく。自分だけでなく、上司や応援してくれるスポンサー・メンターからアドバイスをもらいながら進めていくといいでしょう。

キャリアに必要な3つのスキルセット

 仕事に必要なのは、ポータブル・スキル、テクニカル・スキル、スタンスの3つあると言われています。ポータブル・スキルは、業界や職種を超えて、どんな仕事でも必ず求められるスキル。対他人、対自分、対課題の3つの領域があります。対他人は、コミュニケーションに関するスキル。対自分は、モチベーション、忍耐力、持続力など自分をコントロールするスキル。そして、対課題は、分析力、計画力、実行力など仕事の処理に関するスキルです。テクニカル・スキルは、特定の業界や職種で必要なスキル。スタンスは、仕事をするための基本的な考え方や価値観になります。

 最も重要なのが、ポータブル・スキルです。このスキルが高くないと、組織の中で活躍することができないと言われています。どれだけテクニカル・スキルが高くても、ポータブル・スキルが身に付いていなければ、ビジネスで勝ち残っていくことはできないと言っても過言ではありません。

コメント3件コメント/レビュー

秋山さんの今回の記事。日経BPの枠を超えて、20代~30代半ば位までの若手女性社員に読ませてあげたいですね。メディアが煽っている一面もあるのかもしれませんが、既婚子育て女性と未婚同僚女性はとかく対立の構図で描かれることが多く、前者はぶつけられるストレスを発散する場がなく一人で抱え込む。後者はいずれは自分も辿るかもしれないと思いつつ、本当にそうなるのか疑心暗鬼に陥りこちらもまた内心不満を抱えているケースも少なくないのではないでしょうか。キャリアは正社員として勤めている今の会社でしか築くことができないとの思い込みから解放されることができれば、仕事への取り組み方も大きく変わってくるのでしょうし、自ら修羅場に飛び込むメリットの話一つとっても、実際に秋山さんが経験しているからこそ、第三者が事例として紹介するのとはケタ違いの説得力を持つのだと思います。(2015/05/22)

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「誰もやりがたらない「修羅場案件」が成長を速める」の著者

秋山 ゆかり

秋山 ゆかり(あきやま・ゆかり)

事業開発コンサルタント・声楽家

ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタントを務めた後、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長などを歴任。コンサートのプロデュースや演奏も行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

秋山さんの今回の記事。日経BPの枠を超えて、20代~30代半ば位までの若手女性社員に読ませてあげたいですね。メディアが煽っている一面もあるのかもしれませんが、既婚子育て女性と未婚同僚女性はとかく対立の構図で描かれることが多く、前者はぶつけられるストレスを発散する場がなく一人で抱え込む。後者はいずれは自分も辿るかもしれないと思いつつ、本当にそうなるのか疑心暗鬼に陥りこちらもまた内心不満を抱えているケースも少なくないのではないでしょうか。キャリアは正社員として勤めている今の会社でしか築くことができないとの思い込みから解放されることができれば、仕事への取り組み方も大きく変わってくるのでしょうし、自ら修羅場に飛び込むメリットの話一つとっても、実際に秋山さんが経験しているからこそ、第三者が事例として紹介するのとはケタ違いの説得力を持つのだと思います。(2015/05/22)

コラムの内容は男女を問わず仕事に臨む姿勢として求められることであり、奇しくも間もなく修羅場に出向こうとする私にエールを送っていただいたような気がします。かく言う私も過去に「硫黄島の守備隊長」を任されたことがあります。砂を噛むような毎日でしたが、今となっては大きな財産を得ることができました。恐らくこれからは一つの会社で人生を全うするより様々なキャリアを積むことが求められる時代、ポータブルスキルを磨いていきたいと思います。(2015/05/22)

私は女性ですが、胸倉を掴まれて殴られそうになったり、家に帰ってからも仕事の話を自分の心のためでなく会社のためにするなんてしたくないです。「女性も男性と同じやり方で男性以上に頑張れば認められる」という一昔前の男女平等思想に基づいた記事だと思いました。(2015/05/22)

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ジェニー・ダロック 米ピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院学長