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深海の金山、ロボットが発掘

海底熱水鉱床[海洋研究開発機構(JAMSTEC)、海上技術安全研究所など ]

2015年5月19日(火)

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深海の底で眠っていた鉱山が、日本近海で発見された。金、銀、レアアース──。「宝の山」の価値は数十兆円とも言われる。調査・採掘のためには、電波の届かない海底で働くロボットが必要だ。

 2015年1月、沖縄県久米島沖の深海底で“宝の山”が見つかった。水深は1400m。海底からにょきっと突き出した煙突のような地形の先端から、黒色の熱水が激しく噴き出していた。こうした煙突は、南北1500m、東西300mの範囲で無数に存在していた。

 「大発見だ!」。その日、日本中の海洋研究者が歓喜に沸いた。

 宝の山の正体は、「海底熱水鉱床」。深海底から噴出する金属成分が沈殿した大規模な地形で、いわば“海底の鉱山”。煙突のような突起は、金や銀、銅などの金属成分が固まったものだ。噴き出す熱水にも、金属が多く含まれている。

 大規模な海底熱水鉱床には、数千億円分の鉱物資源が含まれるとされる。これまで日本の排他的経済水域(EEZ)で発見されたのは、沖縄県伊是名周辺の「Hakureiサイト」や同県伊平屋周辺の「野甫サイト」の2地域のみ。いずれも大規模だが、1月に見つかった鉱床もこれらに匹敵する。

 宝の山を次々に発掘せよ──。数十億円を投じる国家プロジェクトが動き出した。その名も「海のジパング計画」(正式名称は次世代海洋資源調査技術)。安倍晋三首相が成長戦略の「第3の矢」として創設した、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一つだ。海底にある宝の山の位置や性質を調査する技術の開発が目的。国立研究開発法人・海洋研究開発機構(JAMSTEC)が推進役となる。

 13世紀。冒険家のマルコ・ポーロに「黄金の国ジパング」と呼ばれた日本は、世界有数の金、銀、銅の産出国だった。ただ、長い歴史のなかで鉱山は枯渇し、現在では金属資源のほぼ100%を輸入に頼っている。

日本近海には世界有数の“お宝”が眠る
●鉱物資源の推定分布図

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「深海の金山、ロボットが発掘」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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