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脳も宇宙も「ゆらぎ」から生まれたという偶然

宇宙について楽しく知る本

2015年6月2日(火)

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 みなさん、こんにちは。月に一度の読書コラムです。

 僕たちは宇宙の中に住んでいます。そして、僕たちの体は星のカケラからできています。前回の本コラムの最後で、脳の成り立ちも宇宙の成り立ちも非常に似ている、ということを書きました。母なる大地の、さらなる母が宇宙。宇宙をめぐる研究や議論も、ここのところ飛躍的な進歩を遂げています。

 そこで今回は「宇宙」をテーマに、とっておきの本をご紹介します。

 宇宙といえば、僕が子どもの頃に胸をときめかせたのは、タコのような火星人、頭が大きくて、足がぴょこんとした宇宙人が出てくるH.G.ウェルズの『宇宙戦争』(創元SF文庫)でした。

 荒唐無稽な話のようでいて、最後は細菌で皆死んでしまうところに、妙なリアリティーがあります。例えばコロン(ブス)が米国大陸に到達して、誰かがくしゃみをしたことによって現地の人がほとんど死に絶えてしまったことと同じだからです。H.G.ウェルズはきちんとした文明史観を持っていたのです。発刊されてから100年近く経つと思いますが、今読んでも構成がしっかりしており、臨場感たっぷりの描写に胸がワクワクします。

 星空を眺めながら宇宙をテーマに話をする時には、童心に返って『宇宙戦争』を読み返してみると、意外で新たな発見があるかもしれません。

木星の姿を「予言」したカール・セーガン

 もう1つ、子どもの頃に読みながら宇宙を夢想して心をときめかせたのは、カール・セーガンの『COSMOS』(朝日新聞出版)だったと思います。

 セーガンは当時「木星の氷の海の下に生物がいる」ということを書いています。「そんなのウソだろう」と思っていたら、最近、土星の衛星の氷の中から水蒸気が出てきたのが発見されて、そこに生命がいるのではないかというニュースがありました。つまりセーガンの予言は正しかったのかもしれないのです。

 僕の子供の頃の思い出では、ウェルズの『宇宙戦争』と、セーガンの『COSMOS』の2冊が、宇宙への扉を開いてくれた本でした。

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「脳も宇宙も「ゆらぎ」から生まれたという偶然」の著者

出口 治明

出口 治明(でぐち・はるあき)

ライフネット生命保険会長兼CEO

1948年生まれ。京都大学を卒業後、日本生命保険に入社。同社を退職後、2006年にネットライフ企画設立、代表取締役就任。2008年にライフネット生命保険に社名変更。2013年6月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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