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島根県・石見銀山の麓でベビーラッシュ!

企業と政府がタッグを組む「地方創生」とは

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2015年6月4日(木)

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いまや一大ムーブメントとなりつつある「地方創生」。一体どんな施策で、企業はどのように取り組めばいいのでしょうか? 地方創生をけん引する平将明内閣府副大臣と、島根県の石見銀山の麓で義手・義足を製造し、若者たちが集まる会社・中村ブレイスの中村敏郎社長に、行政と民間それぞれの立場から見た地方創生について聞きました。

人口400人の過疎の町でベビーラッシュが起こる

まず、中村ブレイスの事業内容についてお教えください。

中村社長:手や足を失った人の義手・義足、腰や膝を痛めた人のコルセットなどを作っています。ぜひ副大臣にも実物を見て触っていただきたいのですが……。

平副大臣:質感がリアルで、まるで本物のようです。これだけ精巧なものを地方で作られているのは、世界が驚愕するようなことだと思います。

中村ブレイスの製品の精巧さに平副大臣も目を見張った(写真:菊池一郎、以下同)

ここまで精巧な製品をつくるからこそ、今中村ブレイスには世界中からお客さんや技術を学びたいという若者たちが集まっています。ところで、中村ブレイスがあるところは、石見銀山の麓の小さな町ですよね。

中村:はい。島根県の中央部に位置する石見地区です。石見銀山が8年前に世界遺産登録され、歴史のある街ではありますが、日本一僻地ではないかというような場所に位置しております。

実はその過疎の町で考えられないような不思議な現象が起きています。

中村:石見は人口400人の町で、私も含めた65歳以上の高齢者率が約40%なんです。数年前は少子化も危惧していましたが、世界遺産に登録されてから特にこの2~3年間、文化を持った地域として非常に人々の関心が高くなっています。当社の社員だけでなく、ぜひこの銀山の町に住んでみたいとIターン、Uターンする人が増えてきました。

 そして、夢のようですが、この1年半でなんと14人の子どもが生まれようとしており、ちょっとしたベビーラッシュになっています。

そこには中村さんが20年以上かけてこの町の活性化に取り組まれてきた背景がありますよね?

中村:20代のときに私は京都とアメリカで修業して、石見に帰ってきました。自宅の納屋で創業したときは、この町に帰っても何もできないだろうと周囲から見られていたと思います。でも、一人ひとり社員を養成するしかない。それには10~20年かかるだろうけれど、気長にやるしかないと夢を追い求めてやってきました。

 しかし若い力とは恐ろしいもので、障害をお持ちのお客さんが非常に喜んでくれる表情を見て、若者たちがすごく自信を持ち、力を発揮してくれるようになったんです。

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