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6階の看板なしバーに、開店初月300人が押し寄せた!

2015年6月6日(土)

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 銀座5丁目にある雑居ビルの6階で、2015年2月2日から“ひっそり”と営業を開始した「SHINOBY'S BAR 銀座」。こちらは私、内藤忍がオーナーを務めるワインバーです。広さはわずか11坪(36平方メートル)で、席数は18席。1年前から物件探しなど、準備を始めていました。

完成したバーの内装

 私自身、これまで飲食店を運営した経験は一切ありません。大学を卒業して、銀行や投資顧問会社を経て、ネット証券会社「マネックス証券」の創業メンバーとして参画。その後、投資教育会社、プライベートバンクと、30年近く金融機関で仕事をしてきました。3年前に独立して、株式会社資産デザイン研究所(東京・中央)を設立。個人投資家向けに、金融資産や不動産を組み合わせた資産運用コンサルティングを手がけています。

 それが、バーの経営をひょんなきっかけで突然思い立ち、素人ながらに試行錯誤して、周囲のサポートを受けながら、ようやく開店にこぎつけたというわけです。

 店を始めるに当たって、「絶対にやめよう」と思ったのは、趣味でやっているようなユルい店にすることでした。利益が第一目的ではありませんが、店として経営がきちんと成り立つことがお客様からの評価だと考えています。オーナーの道楽で自己満足に終わってしまっている「趣味の店」では、社会的な存在価値はありません。

 とは言え、銀座には飲食のプロが経営する店がひしめいています。ワインバーも街中にあふれかえっています。そんな店と、“ド素人”の私が真正面から競争しても勝ち目がないのは火を見るよりも明らかです。経営を安定させて、サステイナブル(持続可能)な店にするためにどうすればいいのか――。自分たちだからできるやり方で価値を生み出す「勝ちパターン」に知恵を絞りました。

 その努力が受け入れられたのかどうか判断を下すには、まだ時期尚早です。ただ、おかげさまでオープンから売り上げは順調に伸びています。開店初月の売り上げはご祝儀もあったでしょう、来店客は300人を超え、200万円を超えました。お祝い需要がひと段落する3月以降は不安でしたが、売り上げは毎月右肩上がりで、来店されるお客様も安定して月300人を超えています。

 広告宣伝費はゼロ。店の入口には看板もなし。ビルの6階にある、そんな店になぜそれだけたくさんのお客様が来てくれるのか?

 それは、“ド素人”だからこそ思いついた、今までの飲食店のあり方とは異なる、新しい価値をみんなが楽しんでいるからだと思っています。そこから生まれる活力から、従来のような拡大志向一辺倒の発想でない、サスティナブルな飲食店のビジネスモデルが生まれる可能性を私は感じています。そしてその先には、効率主義だった資本主義の次の社会に必要とされるビジネスのヒントが見えてくるように思います。

 この連載では、そんな「SHINOBY'S BAR 銀座」の新しい取り組みについて、お話ししていきます。

コメント2

「内藤忍が仕掛ける隠れ家ワインバーの秘密 cooperation with 日経レストラン」のバックナンバー

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「6階の看板なしバーに、開店初月300人が押し寄せた!」の著者

内藤 忍

内藤 忍(ないとう・しのぶ)

資産デザイン研究所社長

銀行や投資顧問、ネット証券など金融機関で30年近く仕事し、2013年に資産デザイン研究所を設立。 コンサルティングやセミナー、書籍などを通じて、お金の不安を解消する具体的なソリューションを提供する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長