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タイの男子に日本の「お兄系」が刺さってる!

ビームス、ヴァンキッシュ、バンコクで繁盛中

2015年6月4日(木)

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 タイは空前の日本ブームに包まれている。

 スーパーでもコンビニでも日本の製品が並び、日本語表記が目を引く。日本食レストランの出店が相次ぎ、日本食の店がない商業施設はない。「食」が日本ブームを牽引している。

 「食」がこれだけいけるなら、「衣」はどうか。

バンコクの中心部、BTS(高架鉄道)プロンポン駅に直結する「エムクオーティエ」。バンコクの新しいランドマークだ。

 ファッションの分野で、日本の進出を印象づけたのが、2015年3月27日にバンコクの中心部にオープンしたショッピングモール「エムクオーティエ」に東南アジア初の店舗を開いたBEAMS(ビームス)だ。

ビームス出店は「エムクオーティエ」の目玉の一つ。サイネージでも大きくアピールしている。

 「ファッショニスタ」と呼ばれるファッション感度の高い若年層をターゲットにしたモールには、ラグジュアリーブランドやエッジの効いたブランドが多数集められ、迫力十分。タイにおけるファッションシーンの「いま」を否応なく感じさせる空間だ。

 日本のブランドも複数入店している。ユニクロ、アベイシングエイプ、オニツカタイガー。ビームスの集客力は、すでに20店以上をタイに展開し、オープニングセールのチラシを大量に配布してこの日を迎えた同じモール内のユニクロには劣るが、他の店にはない「新しさ」がある。その「新しさ」とは、シンプルアンドナチュナルな約170平方メートルの売り場に並ぶ服や雑貨が織りなすライフスタイル。つまり、ビームスワールドそのものだ。

白を基調にしたビームスの店舗。壁も什器もビームスらしさ満載。清潔感あふれる空間が広がる。

「お兄(にい)系」、タイで好調なスタート

 オープニングレセプションで、代表取締役の設楽洋氏は笑顔でこう話していた。 

「40年間、変わらずハッピーライフのクリエイターとしてやってきた。ここバンコクにおいても同じ志でやっていく。未来のハッピー都市作りのお手伝いをしていきたい」

オープニングレセプションにて。中央はビームスの代表取締役・設楽洋氏。右は副社長の遠藤恵司氏、左はビームス進出の仕掛け人、チャイロート氏。

 バンコクにもセレクトショップはないではない。代表的なのが、同じ「エムクオーティエ」にも出店しているClub21だ。だが、シンガポール生まれのClub21は、アルマーニやポールスミスなどの既存有名ブランドを集めた「高級ブランドをセレクトする」店。対して、ビームスの価値はセレクトしたブランドや商品というよりも、独自のフィルターでセレクトした商品を通して提案する「アメリカンライフスタイル」にある。

 店舗は「ビームス」「Ray BEAMS(レイビームス)」、雑貨の「bpr BEAMS( bprビームス)」など、主に6つのレーベルのオリジナル商品で構成され、大賑わいだ。この店舗がタイ人の支持を集めている光景を見ると、素材や着心地よりも見た目にこだわりがちだったタイ人の志向が変化してきていると感じずにはいられない。

 「エムクオーティエ」では、トレンドど真ん中で勝負する日本ブランドも好調なスタートを切っている。メンズカジュアルウェアのヴァンキッシュだ。 

初の海外店舗を開いたヴァンキッシュ。人気のセレクトショップで販売しているため、知名度はすでに十分だ。

 知らない人のために説明すると、ヴァンキッシュとは「ギャル男(お)系」「お兄(にい)系」といった形容詞で飾られるブランド。「女の子にモテるための服」をとことん追求し、渋谷109メンズフロアで高い人気を誇る。年配者には「ちゃらちゃらしやがって」と言われそうなテイストではあるが、それを貫く姿勢はあっぱれ。若い男の子からは一定の(かつ熱烈な)支持を得ている。

 このヴァンキッシュを運営するのは、デザイナーの石川涼氏が代表取締役をつとめる「株式会社せーの」。すでに、タイを始め、香港、台湾、シンガポール、インドネシア、タイ、オーストラリア、中国、韓国、北米、カナダの10カ国で卸販売事業を展開してきたヴァンキッシュにとって、「エムクオーティエ」は初の海外直営店だ。

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「タイの男子に日本の「お兄系」が刺さってる!」の著者

三田村 蕗子

三田村 蕗子(みたむら ふきこ)

フリーライター

福岡生まれ。津田塾大学学芸学部卒業。出版社勤務後、フリーライターに。ビジネス誌、経済誌、流通専門誌などで活躍中。2014年末から活動拠点をアジアのハブであるバンコクに移した。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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