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「これをやらないと会社の将来はない、と思ったんです」

湧永製薬・湧永寛仁社長×石田淳対談 第1回

2015年6月10日(水)

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 今回は滋養強壮剤「キヨーレオピン」で有名な製薬会社、湧永製薬の経営トップである湧永寛仁社長にお出でいただきました。湧永製薬では私が提唱する行動科学マネジメントを導入し、現場のオペレーションや組織のマネジメントでその効果を実感しつつあるそうです。

 しかも、経営トップである湧永社長自らが行動科学マネジメント導入の旗振りをしたとのこと。今回は湧永社長に、導入の実際と導入後の効果、そして今後の展望について伺いました。

 湧永社長は「組織として、社員の評価を正当なものにしたかった」とおっしゃいます。

 現場のリーダーである課長にとって、評価は非常に身近なものです。しかし部下を評価する際にも、そして自分が部長などの上司から評価を受ける際にも、曖昧さが否めず不満感やすっきりしない感覚を抱いている課長は多いはずです。

 社員のこうした状況は士気の低下を招きますし、放っておけば組織の崩壊にもつながりかねません。実際、湧永社長は「これをやらないと会社の将来はないと思った」と語ります。

 「行動科学マネジメントの導入により評価の妥当性が高まった。『好き嫌い人事』が抑制され、社員のモチベーションアップが期待できる」とおっしゃる湧永社長の導入体験談、全3回でお送りします。

(聞き手は石田淳、構成は高下義弘=課長塾編集スタッフ/ライター)

石田:湧永製薬さんでは湧永社長つまり経営トップが自ら、行動科学マネジメントを導入すべく、旗振りをされました。なぜ、行動科学マネジメントに着目されたのですか。

湧永寛仁(わくなが・かんじ)
湧永製薬社長。1973年、同社創業家の長男として生まれる。1997年慶応義塾大学経済学部卒業後、ソフトバンクに入社。1999年湧永製薬に転じ、取締役に就任。取締役国内営業副本部長、常務取締役営業総括などを経て、2007年から現職。グロービス経営大学院経営学修士(MBA)。(写真:皆木優子、以下同)

湧永:当社は私の祖父が創業し、今年60周年を迎える会社です。私は4代目の社長として、組織を存続させ発展させる責務を負っています。

 組織をマネジメントする基本としては、まず企業の戦略、つまり進む方向性を決めて、あとはそれに基づいて日々の業務を回し、社員の評価をしていくという流れになります。社員の評価をする際には、売り上げや利益といった社員が出した結果だけでなく、日々の行動も含めた総合的な評価が大切です。

 私は社長に就任する前から、社員を正当に評価する仕組みや、公平性の高い報酬制度を整備したい、という考えを持っていました。

 戦略はもちろん大事です。しかし、社員がその戦略に基づいて的確に行動してくれなければ会社は動きません。ですから、定めた戦略に基づいてしっかり行動をしてくれる社員をきちんと評価し報いたいという思いがあったんです。戦略自体は、既に先代の社長が定めたものがあり、こちらをそのまま適用できると判断しましたので、私が社長に就任してからすぐに、社員の的確な行動を促す評価の仕組みをしっかり作ろうと考えました。

 まず私たちは営業部門における評価の仕組み作りに着手しました。私が社長に就任した2007年からです。

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一覧

「「これをやらないと会社の将来はない、と思ったんです」」の著者

石田 淳

石田 淳(いしだ・じゅん)

ウィルPMインターナショナル社長

行動科学マネジメントの第一人者。行動分析、行動心理を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものにアレンジ、短期間で8割の「できない人」を「できる人」に変えると企業経営者などから支持を集める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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