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アマゾンもイーベイも悩ます、止まらぬ偽装品販売

ニセモノのリスクにEC各社は戦々恐々

2015年6月10日(水)

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 かつて中国やベトナムを旅行するときの醍醐味は、ニセモノを探索することだった。「HONDA」ならぬ「HONGDA」はもはやニセモノとは信じていない人も現地にはいるほどだ。そのほかにも「NIKE」ならぬ「NAIK」や、「SONY」ならぬ「SONIA」など様々なものにあふれていた。

 もちろん知財やブランドを守る側の企業として看過はできないだろう。しかしこれらは、日本や欧米への憧れもあるだろうし、模倣により敬意の念を払う場合もある。

 かつて私は日本最大のキャラクターである不二家のペコちゃんが、米ゼネラルフーヅのキャラクターに酷似していて驚愕した。ただし、偶然にもキャラクターの顔が似てしまうケースがあるのだろう。ほかにも、日本の工業製品が、海外の先行するメーカーに、図らずも似てしまった多数の例はある。J-POPにも、さすがにパクっただろ、いや失礼、よく似ているな、と思う曲は多くある。

 もし牧歌的な時代であれば、「似ている」までは許されるのかもしれない。ただ、「似ている」ではなく「他社の商標をそのまま使って偽造品を作る」のは、今も昔も許されない。

 昔のように、それが新興国で路地裏の片隅で売られていたのであれば、事実上は黙認されただろう。しかし、ウェブサイトをすぐに開設できたり、あるいは、アマゾンやイーベイ、オークションサイトのようなEC(電子商取引)プラットフォームを使ってすぐに販売できたりする時代にあっては、またたくまに偽造品が広がってしまう可能性がある。

 とすると、メーカーにとっては、これまで築いてきたブランドイメージや高めてきた商品品質を、第三者からただちに瓦解されてしまうリスクを抱えることになる。そうなると、各社とも偽造品対策により力をいれざるを得なくなってくる。

 もちろんこれはメーカー保護だけではなく、消費者保護の意味にもなる。預金が貯まるまでは意図的にニセモノブランドバッグを買ってそれで我慢する少女のようなケースを除けば、意図せず偽造品を買ってしまうことがないにこしたことはない。しかしこのところやっかいなのが、大手ECサイトが無意識のうちに偽造品を販売してしまうことだ。

偽造品報告書の衝撃

 先日、米国の調査会社、Wedbushが衝撃的なレポートを公開した。それはEtsy(エッツィー)についてだった。あまり日本では知られていないが、エッツィーとは、DIY(手作り)商品を扱う最大手のオンライン店舗だ。

 DIY商品という性格からか、本来は意識を高くもつべきブランドデザインを個人がかなり侵害している、というものだった。分かりやすくいえば、手作りの名のもとに、相当数の衣料品等が、ブランドの許可を得ることなしに勝手に作られ、売れらているという。

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「アマゾンもイーベイも悩ます、止まらぬ偽装品販売」の著者

坂口 孝則

坂口 孝則(さかぐち・たかのり)

調達・購買コンサルタント

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買、資材部門に従業。調達・購買関連書籍23冊を上梓。2010年、調達・購買コンサルタントとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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