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羽田は日本人客、成田は外国人客

羽田空港の再国際化から5年、ようやく役割が明確に

2015年6月17日(水)

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 2010年10月の羽田空港再国際化から、まもなく5年を迎える。

 全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)の羽田を発着する国際線が好調なことからも、再国際化は十分に意義のある政策転換だったと言えるだろう。

2010年秋に再び国際化した羽田空港。ビジネスパーソンの間では、羽田発着の国際線を出張に使うことが定着しつつある(撮影:吉川忠行、他も同じ)

 一方で、これまで日本の空の玄関口となってきた成田空港にとっては、羽田という強力なライバルの出現で厳しい時代に突入した。2010年7月に成田スカイアクセス線が開業したことで、京成電鉄の特急スカイライナーを利用すれば、日暮里~空港第2ビル駅間を36分で移動できるようになった。

 ことあるごとに都心から遠いと言われてきた成田だが、羽田再国際化と時を同じくして、鉄道アクセスの不便さは多少、改善された。それでも成田と羽田から同じ都市へ国際線が就航している場合、羽田を使うニーズのほうが強く、成田は少し安い運賃にせざるを得ないという状況に陥っている。

 都心からの距離や運賃の差を受けて、2010年以降は、ビジネス需要が強い路線は羽田、観光路線は成田という住み分けが進んできた。だが、なぜ首都圏の2つの空港から、目的地となる国に就航しなければならないのか。

長らく、日本の空の玄関口を勤めてきた成田空港

 その理由は、「成田縛り」と呼ばれる取り決めにある。

 羽田の再国際化を見据えて、国土交通省や自治体は、次のような取り決めをした。それが、航空会社が羽田から国際線を飛ばすには、成田からも同じ国へ向かう便を残すというものだ。こうした制約なしに羽田を再国際化してしまえば、発着枠の制限があるとはいえ、多くの路線が羽田に移ってしまい、成田の存続が危うくなると考えて、「成田縛り」は設けられた。

 この成田縛りが今年に入って、大きな転換期を迎えつつある。2012年、国内にLCC(格安航空会社)が誕生してから、かつて、アジアと北米を結ぶ拠点だった成田は、その役割が変わりつつあるのだ。

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「羽田は日本人客、成田は外国人客」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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