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社員の年齢構成で、会社の未来が分かる

働きがいのある会社は「ピラミッド」か「釣鐘」

2012年4月23日(月)

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 「働きがいのある会社」とはどのような会社なのだろうか。それを検証するため、日経ビジネスでは2007年以降、「Great Place to work® Institute Japan(GPTWジャパン)」(contact@greatplacetowork.jp)の協力を得て働きがいのある会社」という企画を続けている。
 社員の年齢構成が企業に及ぼす影響は大きい。それは「働きがい」という観点から見た場合も同様である。今は多くの社員が働きがいを感じている企業も、成長していくにしたがって、組織構造がもたらす様々な課題に直面する。それでは、社員が働きがいを感じている企業にはどのような年齢構成の組織が多く、今後どのような課題が想定されるのか。リクルートワークス研究所の大久保幸夫所長に聞いた。
リクルートワークス研究所の大久保幸夫所長(写真:清水 真帆呂)

 働きがいのある会社は、大きく2つの年齢構成パターンに分かれます。

 1つは20代など若手のボリュームが多く、年次の高い社員の数が少ない「ピラミッド型」です。ベンチャー企業をはじめ、社歴が比較的浅く業績の伸びが著しい企業に多く見られます。採用規模を拡大しているために若い社員が多く、活気と勢いのある企業風土に特徴があります。

 もう1つは、30代~40代に年齢構成のボリュームゾーンがある「釣鐘型」です。一定の社歴を持つ企業で、制度やルールを整えることで社員の働きがいを支えつつ、社会的にも存在意義を認められている“成熟企業”がこれに該当します

「ピラミッド型」企業も10年後には大企業病に

 一般的に、ピラミッド型の組織は悩みが少ないものです。企業の成長そのものが社員育成の機会をもたらしているため、問題が起こりにくい。社内のルールに柔軟性があり、仕事とプライベートの境界線があいまいな状態で、学生時代の部活動に近いノリがある。社員同士、ワイガヤの環境下で仕事を進めていくので、コミュニケーションが滞るといった問題もさほど発生しません。

 ルールが厳密化されてない中、年齢や経験が浅い人たちも重要なポストに就くことができます。責任あるポジションが、さらにその人を育てていきます。

 しかし、今はピラミッド型でも、その状態で企業が10年後を迎えられるとは限りません。10年経つと、成長段階の時期には気にならなかったことが、様々な問題として浮上してくるのです。

 例えば、創業期を支えてきた人たちが上に立つことで、若手の経験の質はどうしても創業期を支えてきた人たちより浅くなります。優秀な先輩をフォローすればいいという状況は、創業期とはまったく異なる環境です。経験を多く積んだリーダー集団が社内の権限を握ることで、次の世代が育ちにくいといった育成の問題が浮上してきます。

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「2012年版「働きがいのある会社」」のバックナンバー

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「社員の年齢構成で、会社の未来が分かる」の著者

瀬戸 久美子

瀬戸 久美子(せと・くみこ)

日経WOMAN編集部

旧・日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経WOMAN、日経TRENDY、日経ビジネス編集を経て2013年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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