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震災からの復興目指し宮城全体で進めた医療の「選択と集中」

病院経営力ランキング全国4 位、石巻赤十字病院の強さの秘密

2015年6月4日(木)

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増改築工事が進む石巻赤十字病院(2015年5月撮影)

 石巻赤十字病院(宮城県石巻市、452床)では現在、2013年10月から始まった増改築工事が仕上げの段階に入っている。増改築の目的はずばり病院機能の充実・強化。今年3月に災害医療総合研修センターの建設が終了し、7月には救急・重症患者の治療強化のための個室病床や、集中治療室(ICU)、透析センター、医療用ヘリポートなどを備えた新病棟が完成する予定だ。病床数は現在の452床から464床に増える。

 「日経ビジネス」が実施した病院経営力ランキングで、石巻赤十字病院は全国4位に入った。「集客力」「効率性・医療の質」「提供体制」「収益力」という4つの指標別にみると、各順位は29位、15位、116位、61位。全体的に万遍なくポイントを稼ぐことで上位に食い込んだわけだが、その大きな理由として東日本大震災によって進んだ大規模な医療提供体制の見直しが挙げられる。

初公開 病院経営力ランキング

震災直後はさながら野戦病院と化した

 2011年3月に発生した東日本大震災は多くの死者や行方不明者を出すとともに、被災地の医療機能を一変させた。人口約16万人の石巻市では、市内の比較的内陸に位置する石巻赤十字病院は津波の被害を免れたものの、同院とともに石巻市の基幹病院2病院の一翼を担っていた石巻市立病院(206床)は津波により建物が全壊し、診療機能を失った。

 必然的に災害医療の前線基地の役割を担うことになった石巻赤十字病院には救急患者が押し寄せ、震災2日後には1日1200人を超えた。簡易ベッドで埋め尽くされた待合室、廊下にあふれる被災者。「さながら野戦病院のようだった」と、金田巖院長は振り返る。

 その後、時の経過とともに患者数は次第に落ち着いていったが、急性期医療の需要は同院に一極集中した。

 地域で不足している急性期の病床を補うため、2012年3月には、50床の仮設病棟を開設。さらに、それから1年後、今度は県が主導する形で、ある医療提供体制改革が断行された。

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「震災からの復興目指し宮城全体で進めた医療の「選択と集中」」の著者

庄子 育子

庄子 育子(しょうじ・やすこ)

日経ビジネス編集委員/医療局編集委員

日経メディカル、日経DI、日経ヘルスケア編集を経て、2015年4月から現職。診療報酬改定をはじめとする医療行政や全国各地の医療機関の経営を中心に取材・執筆。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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