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働く女性の「和」のたしなみ――休日には着物を着よう

伝統工芸の“粋”に触れる会に出席(前編)

  • 田村 知子

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2006年4月15日(土)

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 普段はスーツに身を包み、PCのキーボードを叩くワーキングウーマンも、休日には“和”に触れる生活をしたいもの。「キモノみち」では着物や和装小物の楽しみ方などを追求していく。今回は、伝統工芸の職人を支援する会が開催したパーティーの様子をリポートする。

 桜の木々に新緑の葉が芽吹き始めた先週末、「伝統と職人芸を継承する粋人(すいと)会(以下粋人会)」が主催した、「あけぼのの会」に足を運んだ。場所は東京・広尾のレストラン「ラ・クロシェット」。会場は色とりどりの着物をまとった多くの女性たちで華やいだ。筆者も、リサイクルショップで購入した“よろけ縞”の着物に祖母から譲り受けた紫の帯を締めて参加した。

 粋人会は、着物や伝統工芸をはじめとする和の文化に触れ、次世代へ継承することを目的として発足。2005年10月にNPO法人(特定非営利活動法人)としての活動をスタートさせた(詳細は次ページ参照)。第1回目の集いとなった今回は、日本橋浜町の「濱甼高虎(はまちょうたかとら)」の高橋欣也さんと、日本橋小舟町の「伊場仙」14代目の吉田誠男さんによる講演が行われた。今回は、祭り半纏や手拭いなどの商品を制作する濱甼高虎のご主人、高橋欣也さんの講演の模様を紹介する。

 いなせな半纏姿に手拭いかぶりといういでたちで、颯爽と登場した高橋さん。「私は職人でございますから、こうした立派な講演となるとよくお話できるか分かりませんが…」と切り出しながらも、自身の頭の手拭いを指して、「私は無形(無毛)文化財でして」などと話しながら、場を和ませる。

 高虎のルーツは江戸時代から続く染元。着物だけではなく、小物も染めているのだそうだ。高虎では半纏や手拭いのほか、お守りやお札を入れて持ち歩く「掛守り(かけまもり)」などの制作・販売を行っている。かつては、図案を描く者、型紙を彫る者、糊を染める者と、それぞれの工程が分業制で行われていたが、現代ではその技を受け継ぐ者が少なくなり、1人の職人が2役、3役をこなすようになってきているという。職人技の継承が難しくなってきている現在でも、江戸文化の洒落や遊び心は製品に生きている。

手拭いの中に息づく、江戸文化の洒落と心意気

 高虎は、伝統的な図案を施した江戸手拭いにこだわる。小さな丸形が並んだ「豆絞り」、つづら折りの模様が入った「山道」などが、江戸手拭いを代表する紋様だ。ここで高橋さんは、3種類の豆絞りを取り出した。1つは古来の手絞りの手法で染められたもの、1つは印刷によるもの、もう1つはその中間に当たるものだ。3つを並べるとその差は歴然。古来の豆絞りは、丸形の大きさも藍色の染め具合も不揃いで、何とも言えない味がある。一方、印刷によるものは、形も色も同じ丸形が整然と並んでいて、豆絞りというよりは“水玉”と言った方がよさそうだ。中間のものは染めの具合は近いものの、本物と並べてしまうとやはり遜色は隠せない。

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