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第2回 ドラッカーの『経営者の条件』に
学ぶリーダーの作法

  • 木内 一朗

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2006年4月24日(月)

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 この講座は著名な経営書、注目経営者の言葉をひもときながら、リーダーとして実践できることを共有し合うことをテーマの1つにしている。お互いの時間を無駄にしないためにも、まずは、経営書を読む時にはサブノートを用意して、気に入ったフレーズを書き込んでいこう、というのが初回のメッセージだった。

 皆さんはこれまで何冊もの経営書、ビジネス書を読んできていると思う。読んだ時には、きっと感銘を受けた言葉なりフレーズも数多くあったはずである。しかし、それらを自らの現場の課題にひもづけて、実践に移していくには別のキッカケも必要だ。だから、経営書の中に書かれている内容を少しでも体に染み込ませるようノートに記録し、事あるごとに見直し、書き直し、自分の言葉に昇華させていくことから "実践"してはどうか、というのが私の提案だ。

 では、ノートを片手に最初に取り上げる経営書は、ご存知 P・F・ドラッカーだ。戦前から2005年に至るまで、ドラッカーは数々の著書を残している。彼の著書には1つの共通する"文脈"がある。それは、著作全体を通しても読み取ることができるし、また個別の著書の一部からでもうかがえる。この『経営者の条件』はどうだろうか。そこも、ひとつ楽しみにしながら、読み解いていこう。

『経営者の条件』は
経営者のために書かれているわけではない?

 『経営者の条件』は1966年に発行された。旧訳版では、出版された当時の時代背景に合わせ、原題である『The Effective Executive』の「エグゼクティブ」を「経営者」としたのだろう。新訳版でもこのタイトルはそのまま用いられているが、着目して欲しいのは、この本の中でドラッカーが「エグゼクティブ」を「成果を上げる人」と言い換えているところだ。

ドラッカーの考えるエグゼクティブとは?

 彼の定義では、経営者でなくとも「組織の活動や業績に実質的な貢献を行うべき知識労働者」「組織の誰よりも適切な意思決定を行うことを期待される者」はすべて「エグゼクティブ」なのだ。

 その一方、「エグゼクティブでない経営管理者もいる」とちゃんとドラッカーが押さえているところが面白い。さらに、新訳版の訳者である上田惇生氏の後書きまで読めば、「『経営の条件』の原題である『The Effective Executive』を真意で訳せば“できる人”である、と書いてあるではないか。

 『経営者の条件』はいわゆる経営者のために書かれた本ではない。「成果を上げる人」、一言で言えば「できる人」を焦点に書かれた本なのだ。私たちはこれを積極的に「成果を上げることが、リーダーたる必要条件」と捉えて、さらに読み進めていこう。

では、どういう人が成果を上げることができるのか

そのヒントを探りながら読んでいくと3つの文章に突き当たる。

1. 成果を上げる「人間のタイプ」などというものは存在しない。(P.28の8行目)
2. 成果を上げることは、一つの習慣である。すなわち習慣的な能力の集積である。そして習慣的な能力は、常に習得が可能である。(P.29の14-15行目)
3. 成果を上げることは習得できるが、教わることはできない。(P.230の11-12行目)

では、順番に説明していこう。

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