アップダウンサイジング・ジャパン代表の梅森浩一さん(写真:厚川千恵子)
ワーキングウーマンたちを、共に働く男性はどう見ているのか。前編に引き続き、『成功する会社の「女性力」』著者の梅森浩一さんに「真の女性力」について話を伺う。
仕事がうまくいった時、女性の場合「あいつは“女を使った”からだ」といわれることが、多かれ少なかれあるものだ。こんなとき、どう対応すべきなのか。そもそも、“仕事に女を使う”とは、どういうことなのか。その是非は? これは、梅森さんの著書『成功する会社の「女性力」』の中でも12ページを割いたテーマになっている。
公の場で、この件に触れる人はあまりいない。「この問題は、企業における“プチタブー”ですから」と梅森さんは答える。「そしてこのテーマは、僕の本の中でキモになる部分なのです」。梅森さんは著書の中で、ロンドンの金融街に勤務する女性ディーラーのエピソードを挙げている。このディーラーは男性を食事に誘い、その代わりに債券を購入してもらい、自分の営業成績を上げていたというのだ。梅森さんはこの女性の行動についてどう感じるかを、読者に問いかけている。女性の読者は、自分だったらどうするのか。男性上司が読者の場合、部下にこのような仕事をさせるのか。
梅森さんは、こう指摘する。「例えば、なぜか理由がわからないけど仕事がうまくいった、という時があるでしょう。逆に、なぜかわからないけど失敗した、ということもあると思う。コミュニケーションがうまくいって仕事が成功した場合、それは、表現はよくないけれど、“女をうまく使った”からかもしれない。そういうことは、おおむねあると思いますよ」。ただ、問題はそれを本人が意識しているかどうかだ、と言うのだ。
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