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【第2回】“モテ”と“キャリア”の歴史その1

エビちゃんOLはなぜ生まれたか?

  • 白河桃子

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2006年6月13日(火)

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 日本にはずっと、「“モテ”と“キャリア”は両立しない」という不幸な歴史があった。そこで今回からしばらくモテとキャリアの歴史について、男女雇用機会均等法施行後の20年を振り返っていこうと思います。

 「キャリアウーマン」と呼ばれる女性が多数出現するようになったのは、1986年頃から。80~90年代には均等法施行とバブル景気の波に乗って、キャリアウーマンたちが台頭する。しかし、現在は再び「OL(注1)」が花盛り。「めちゃモテかわいい系OL」とか「カッコいい系OL」とか、女性誌の表紙には「OL」という言葉が踊っている。

 キャリアウーマンが働く女性の代名詞とならなかったのは、バブル崩壊後、女性の就職戦線も氷河期のあおりで壊滅状態になったから。キャリアウーマンどころか、正規雇用のOLとしての勤め先すらなく、女性たちの仕事に対する意欲も減退した「失われた10年」の影響だ。さらにもう1つ大きな問題だったのは、モテとキャリアは両立しなかったことです。カッコよくて、女磨きもたっぷりした、仕事もできる魅力的な先輩女性たち(主に60年代生まれ)が、「負け犬」化していくのは、酒井順子さんの著書で明らかになった。それを見た「妹世代」(主に70年代生まれ)は、「バブル世代と違ってろくな就職もなかった私たちは、さっさと結婚してかわいいママになりたい」と保守的気分になってきたのだ。

 いくらカッコよくて、いい女のキャリアウーマンになっても、モテるのはトレンディードラマの中だけ。「一生お守りします」(注2)なんて言ってくれるのは、皇太子様だけ。結局、カンチだってリカよりもサトミ(注3)を選んで、仕事に生きるリカはカッコいいけれど独身のままだった。それに、やっぱり幸せ感が漂うのは紀子様になってしまう。それをはっきり見極めた今の20代前半女性たちは、総「エビちゃんOL」(注4)化している。「めちゃモテ」「愛され」重視のファッションをするOLたち。去年の女性誌は、「愛され」と「モテ」の大合唱だったのだ。

 

 

 

 

 

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