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女性の強み、“ソフト系リーダーシップ”を活用せよ

高橋俊介さんに聞く、今後求められるリーダーの姿(前編)

2006年6月19日(月)

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 慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科教授の高橋俊介さんは、人事マネジメントの専門家として幅広く活躍している。今回は、これから必要とされるリーダーシップや、リーダーシップにおける男女差について伺った。

 「基本的に、ビジネスの世界で男女差はないと思います」と高橋さんは言う。「男も女も、生まれながらに持っているものに違いはないし、同じように育てられれば同じように育つ。しかし、実際に大企業でリーダーになっている人を見てみると、男女で違いが出てくるんですよ」。どんな違いなのか。高橋さんは、リーダーシップのスタイルを「ハード系リーダーシップ」と「ソフト系リーダーシップ」の2種類に分けて説明する。

 「『ハード系リーダーシップ』とは、ビジョンを作り、それを皆に伝え、鼓舞したり勇気づけ、引っ張っていくイメージです。“戦国武将に学ぶリーダーシップ”という感じですね。これに比べ『ソフト系リーダーシップ』は、相手の気持ちを察して、それに対して積極的に影響を与えていくというものです」。これまで日本社会を支えてきたのは、「ハード系リーダーシップ」だと高橋さんは指摘する。「正社員の男性ばかりで、年功序列、終身雇用というピラミッド型組織では、上下関係がはっきりしている。リーダーは、相手の気持ちを思いやらなくても(上下関係に従って)『こっちだ!』と言えば、基本的に部下はついてくる。部下としても、長く会社のお世話になるわけですから、上司の言うことを聞いた方が得なわけです」

 このような組織の中では、管理職には「ハード系リーダーシップ」さえあればいい。序列という組織的背景があるから、これ以外に特別な能力がなくてもリーダーが務まるのだ。「これは、“日本的男社会”の中で素晴らしくうまく考えられたシステムです。能力要件が少なくとも、リーダーシップが発揮できる。しかしその一方で、『ソフト系リーダーシップ』はスポイルされてきたのです」と高橋さんは言う。

組織の環境が変わり、ソフト系リーダーシップが注目される

 ところがここ10年ほど、「ソフト系リーダーシップ」が注目されている、と高橋さんは指摘する。理由は、組織の環境が変わってきたため。上下関係だけで仕事を進めるのではなく、横のつながりを重視する「プロジェクト型」になってきているのだ。例えば半年間のプロジェクトで、職種や部門の違うスタッフが一時的に一緒に仕事する場合がある。「このような時、同じ社内でも『あなたはこのプロジェクトのチームリーダーだが、私の上司ではない。今後、何年間も一緒にいるわけではない』という状況が出てくる。そうなると、これまでのやり方では相手が言うことを聞かなくなってくるんです」と高橋さんは言う。このように、相手に対して命令権限がない場合に、自分の思いを伝え言うことを聞いてもらうには、「ソフト系リーダーシップ」が奏功する、というわけだ。

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