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男は理詰めで夢を描き、女は直感で成功を積み重ねる

テンプスタッフ篠原欣子社長が語る“体験的男女論”

  • 小野 田鶴

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2006年8月11日(金)

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テンプスタッフの篠原欣子社長(写真:菅野 勝男)

 「男性の部下の思考回路を理解するのに、だいぶ苦労しました」。人材派遣会社テンプスタッフ社長の篠原欣子さんは、18年ほど前に男性社員の採用を本格的に始めた頃を振り返って、こう話す。

 1973年、篠原さんが38歳の時に立ち上げたテンプスタッフは、創業後15年ほどの間は、社員のほぼ全員が女性という“女の園”だった。だが88年、篠原さんはリクルートの男性営業マンを引き抜き、これを皮切りに翌年には10人の男性を採用、男性社員比率を高めていった。その少し前同社は社員数が100人ほどになり、売上高も100億円を超えたが、その後売り上げが伸び悩むようになった。篠原さんは、現状打破の糸口を男性社員に求めたのだ。

 男性たちの働き方に最初、篠原さんは強い違和感を覚えたという。例えば新しいプロジェクトを始める時、何かを「やろう」と号令をかけると、女性社員はすぐに動き始め、「このようにやった結果、こうなりました」と報告に来る。その間男性はというと、机の前で何やら考え込んでいるというのだ。篠原さんが業を煮やし「ちょっとあなた、何やっているの?」と尋ねると、「いや、少し待ってもらえますか」などといなされてしまう。

男性は論理を積み上げないと結論を出せない

 ところがそんな男性社員がいざ報告にやって来ると、篠原さんは圧倒された。整然とまとまった報告書を片手に、「現状はこうであり、問題点はここにある。したがってこのような策を打つべきである」といった具合に、論理的に自分の計画を説明するというのだ。

 よく「男性は理屈に強く、女性は感性が鋭い」と言われることがある。こうした評価はステレオタイプに当てはめているようで、不快に思う人も多いかもしれない。ただ篠原さんは自分自身の経験から、この“法則”が相当の確度で現実に当てはまると感じている。

「どちらかというと女性は、結論をパッと出す。その判断基準は、『好き』か『嫌い』か、『正しい』か『正しくない』かといった直感ですが、結論は往々にして当を得ている」と篠原さんは言う。「(何かの結論を出す時)彼女たちの頭の中に、論理的な根拠が全くないわけではないのです。意識しているかしていないかは別として、その結論には何かしら理由はある。ただ、女性は得てしてその理由を表現しないし、理由がはっきりしないまま結論を下すことにも抵抗がないのです」

 男性はどうか。「男性は理由から結論を導きます。女性の場合、論理を積み上げていくのは、誰かに持論を説明するためであることが多いのですが、男性はちょっと違います。まず論理を積み上げてからでないと、自分の頭もスッキリしないところがあるようです」。結論を出すのは、その後だという。ただし男女で違うのは、あくまで結論を出すまでのプロセスと、結論の表現方法だ。「結論そのものに、男性だからあるいは女性だからこうなりやすいという違いが出てくることはないですね」

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