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女性を生かす組織、つぶす組織

企業の女性活用は、なぜうまくいかないのか

2006年8月14日(月)

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 女性活用が企業の活性化のカギと言われて久しいが、実際にはどんな点に留意すべきなのか。人材コンサルティング会社、エム・アイ・アソシエイツでは7月20日、同社セミナールームで「女性を活かす組織、潰す組織」セミナーを開催した。講師は、本コラムでWebメンターも務めるキャリアコンサルタントで、キュー代表取締役の植田寿乃さん。セミナーには、企業の人事部、女性活用推進部のスタッフなど28名が参加した。

 植田さんは年間約1000人のビジネスパーソンのキャリアカウンセリングをしているが、最近は女性管理職のための研修依頼を受けることが増えたという。「依頼主の多くは、安定している日本の大企業。女性社員がキャリアに目覚め、男性同様バリバリ働いてくれることを望んでいるところが多いです。女性管理職の少なさを株主に指摘されると困る、という理由もあるようですね」。女性のキャリアの選択肢が増えただけでなく、企業の中枢部分で活躍する時代になった。組織の中で女性が力を発揮するにはどうしたらいいのか多くの企業が悩んでいる、と植田さんは言う。

 植田さんは、「女性は企業・組織のモチベーションのバロメーター」と強調する。「女性社員を見れば、その会社のモチベーションがわかります」。「ある地方都市の自動車部品会社では、女性管理職は係長クラスで全体の2割ほど。ここでは、男性も女性も制服を着ています。非常に挑戦的な会社で、女性も生きいきと働いています」。結婚して出産してから仕事を続ける女性も多い、という。「女性だけでなく、男性もモチベーションが高い。女性が生かされている会社は、実は男性も生かされているのです」と植田さんは言う。

意識改革が必要なのは誰なのか

 しかし、男が働き女性がサポートするという企業風土がいまだに残っている企業も多い、と植田さんは言う。「企業風土とはつまり、社員の意識。これを変えていかないといけません」。20年前自動車会社に務めていた植田さんは、同期の男性が3年ごとに異動になるのを見て「私も違う仕事がしたい」と上司に言うと、「女の子はどうせ結婚したら辞めるのだから、5年しか会社にいない。同じ仕事をずっとやってくれるのが会社のため」と言われたそうだ。

 その後別の会社で課長になった植田さんが部下の男性と一緒に取引先に行くと、「相手は、私の部下とばかり話をするのです。なんでお宅の会社は女性を部長にするの、と露骨に聞かれたこともあります。最近ではそういう状況は薄れてきており、20代、30代の男性は性差を意識せずに働くようになりました。しかし40代以上の男性の心の中に、性差の意識は残っている。その世代が今、会社を動かしている。どうしたらいいのか。DNAを入れ替えるくらいの気持ちで、女性活用の問題に立ち向かわないとうまくいかない、ということなのです」

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