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橋川硬児の“NEOリーダー”への道
第1回「今どきのスタッフは“天災社員”か?」

  • 橋川 硬児

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2006年8月29日(火)

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 「今の若いやつらは、何を考えてるか分からない」「やる気があるのかないのか、ちゃんと仕事をしているのか分からない」…。私に相談に来る経営者やリーダーのほとんどが、初めに口にする言葉です。

 他人と上手に関われない、無関心・無気力で社会と関わることができない「ニート」が社会問題化しています。既にその影響は、確実にビジネス社会にも浸透してきています。

人ごとではない! 職場に急増する社内ニート

 

 ニートとまではいかなくても、上司や社外スタッフのみならず、同僚や部下とも適切に関わることのできない若手スタッフが職場に急増しています。リーダーであるあなたにとっては、そんな「今どきのスタッフ」たちは、きっと理解しづらく扱いづらい、頭の痛い、正に“天災社員”の部類に入るでしょう。

・状況報告をしないため、何をしているか分からないスタッフ
・自分の真意をうまく伝えることができないスタッフ
・議論を避けて本音を明かさず、何を考えているか分からないスタッフ
・問題点を指摘すると、人格を否定されたように落ち込むスタッフ
・感情や気分に仕事が左右され、感情のコントロールができないスタッフ
・突然キレて仕事をスポイルする、チームプレーのできないスタッフ
・既に能力を持っているのに、一歩を踏み出せないスタッフ

 もし、あなたも同じように感じていたとしたら、安心してください。周囲の経営者たちも口々に同じことを言っているのです。そしてみな、それぞれ自分のスタッフだけが問題なのだと思っているのです。これは、あなただけが抱えている特別な問題ではないのです。

 彼らには、今流行のコーチングもあまり効きません。コーチングは、「相手に、解決に必要なリソース(知識や経験)がある」というのが前提です。つまり、知識や経験豊富な優秀な人には有効なツールの1つで、相手が気づいていない無意識のリソースを引き出すためのものです。あなたの部下が優秀なスタッフばかりなら、そんなに悩む必要もないでしょう。しかし、知識や経験豊富なスタッフでない場合、コーチングも効果を発揮しない、ということです。

 こういったスタッフに「君はどう思うの?」と投げかけ、彼らのリソース以上の解決策を期待しても、あなたが満足できる答えは出てこないでしょう。あなたは、自分の想定した答えと相手の答えのギャップに、余計イライラしてしまうのです。また彼らは、「優等生的な模範解答」を意図的にすることもあります。自分のこととしてではなく、リーダーであるあなたを喜ばすためだけに。この結果「コーチングをして一件落着」と思いきや、全く事態が好転しないということが起きるのです。模範解答と、それが実行できるかどうかは別問題だからです。

 “天災社員”は、これからもっと社内に増えるでしょう。ですから、スタッフが言うことを聞かないからといって解雇して人を替えても、問題は解決しません。リーダーにとってはますますストレスが溜まり過酷になっていくビジネス現場。文句を言っても始まりません。これからの時代、会社やチームを引っ張っていくキーマンはこういった今どきの若者たちなのです。

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