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【第3回】“モテ”と“キャリア”の歴史その2

“負け犬世代”は男に期待しすぎた

  • 白河桃子

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2006年9月2日(土)

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 私がこの「キャリモテ」の原稿を書こうと思ったきっかけは、ある女性の一言。「若い頃はね、自分を磨いていい女になればなるほど、いい男が寄ってくると思っていた。でもそれは大間違いよ。誰かもっと早く教えてくれればよかったのに」…。

 その人は一世風靡した元モデルさんで、後に起業した。顔よし、スタイルよし、センスよし、頭もよくて家柄もいい。誰が見ても非の打ちどころのない「いい女」。そんな彼女でも「納得のいく結婚」に出合うには、苦労したとか。そこで、最初のセリフが出たわけだ。「いい女になればなるほど、いい男が寄ってくるなんて大間違い」という一言に深くうなずいた私も、気がついていた。「そうだ。日本女性の進化に男性はついてこられなかったのだ」ということに。

 このたび発表された2005年の国勢調査で、1960年代生まれの女性の結婚への動きが前回調査(2000年)と比べてどうなったか見てみた。

結婚しない、60年代生まれの女性たち

 まず1960年代後半の生まれ、つまり前回調査時(2000年)30代前半だった女性は30代後半になっているが、未婚率は2000年で26.6%だったのが2005年では18.6%とあまり減っていない。つまり、5年経っても当時未婚だった女性のうち7割の女性が未婚のままだ。彼女たちが今、“負け犬”として最も活躍している「雇用均等法第1世代」であり、酒井順子さん(コラム第1回の注4参照)の同級生世代でもある。

 また1960年代前半の生まれ、つまり2000年に30代後半だった女性のうち、当時の未婚組は13.8%だったのが、2005年には12.2%とほとんど変わらずに40代に突入。この世代は女性誌「STORY」(注1)の、黒田知永子さん(注2)世代と重なる。この世代が10人集まったら、そのうちの1~2人は独身ということだ。

 1960年代生まれの女性の結婚率が、5年間でどのくらい動くのか一番気になっていたのだが、予測通りの結果となった。なぜなら、私の周りでもこの世代はほとんど結婚していないから。つまり60年代生まれは「日本の史上初の、一番結婚しない人たち」になりそうだ。

 いったい、この現象はなぜ起きたのか? “負け犬世代”は仕事に邁進しすぎたとか、エビちゃん(コラム第2回の注4参照)みたいな格好をせずに、キャリアスーツばかり着ていたからだとか、いろいろ言われてはいるが、一番の原因は「男に期待しすぎた」のだと私は思う。

 周りの独身女性たちと話していると、「(結婚したい男性は)尊敬できる人」というキーワードが必ず出てくる。実は“負け犬世代”が望んでいるのは「男女同権」の男なんかじゃない。仕事バリバリの“負け犬世代”から見て、さらに「仕事でもそれ以外の点でも、自分よりも上の男」が好みなのだ。

 この好みは、彼女たちの母親世代から刷り込まれたことなので、どんなに女性が強くなり経済力がついたとて、刷り込みからなかなか逃れられない。この世代の女性たちは、「私たちが頑張っていい女になれば、男ももっと頑張っていい男になるはず」と期待していた。女性と一緒に男性も成長していくものと信じて疑わなかったのだ。

コメント319件コメント/レビュー

記事、コメント拝見させて頂きました。女性は自分を磨いてきたとおっしゃってましたが本当でしょうか?「磨く」という表現をしているだけで、実際はエステに行って、綺麗な洋服を買って、おいしいものを食べて、好きな趣味や旅行にお金を費やして。これは「磨く」ではなく単なる自己満足・自己顕示欲を満たすためのものではないでしょうか?これらのため(だけとは言いませんが)に就業し、両親のもとでパラサイトとなる。このような女性が多いのではないでしょうか?逆に男性は毎日夜遅くまでサービス残業し、昼は牛丼、その上いつリストラ・倒産するのかもわからない。このような社会でも、将来、家庭を持って養いたいと思っているので必死に戦っているではないでしょうか?そもそも女性が魅力を感じる男性は年収や学歴、身長、ルックスかもしれませんが、男性が魅力を感じる女性は高学歴でも高収入でも、ファッションセンスでもありません。いっしょにいて幸せな家庭を築くことができるか、社会という戦場から家に帰ってホッと安心できるか、そこではないのでしょうか。女性から見れば、エステに行って綺麗な洋服を着れば自分が進化したと思うかもしれませんが、男性が望んでいるのは「いっしょにいて幸せを感じれる」相手なのです。しかし、男女共に言えることですが、結婚する相手というのはその相手の外見や年収などではないはずです。理想の条件の相手と結婚したが、次の日旦那の会社が倒産したらどうしますか?奥さんが事故を起こして顔に怪我をしてしまったらどうしますか?恐らく本当にお互いのことを愛している二人なら、それらは全く関係のないことです。落ち込んでいるパートナーの背中をさすり、「大丈夫だよ、俺が(私が)いるから」と言ってくれるでしょう。それが本当の結婚相手のパートナーなのです。それに気が付かず、全て表面的な物事だけで相手を判断してしまう心を持ってしまったこと、またそれが良い事の様に助長している社会自体が問題なのです。(2008/09/10)

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記事、コメント拝見させて頂きました。女性は自分を磨いてきたとおっしゃってましたが本当でしょうか?「磨く」という表現をしているだけで、実際はエステに行って、綺麗な洋服を買って、おいしいものを食べて、好きな趣味や旅行にお金を費やして。これは「磨く」ではなく単なる自己満足・自己顕示欲を満たすためのものではないでしょうか?これらのため(だけとは言いませんが)に就業し、両親のもとでパラサイトとなる。このような女性が多いのではないでしょうか?逆に男性は毎日夜遅くまでサービス残業し、昼は牛丼、その上いつリストラ・倒産するのかもわからない。このような社会でも、将来、家庭を持って養いたいと思っているので必死に戦っているではないでしょうか?そもそも女性が魅力を感じる男性は年収や学歴、身長、ルックスかもしれませんが、男性が魅力を感じる女性は高学歴でも高収入でも、ファッションセンスでもありません。いっしょにいて幸せな家庭を築くことができるか、社会という戦場から家に帰ってホッと安心できるか、そこではないのでしょうか。女性から見れば、エステに行って綺麗な洋服を着れば自分が進化したと思うかもしれませんが、男性が望んでいるのは「いっしょにいて幸せを感じれる」相手なのです。しかし、男女共に言えることですが、結婚する相手というのはその相手の外見や年収などではないはずです。理想の条件の相手と結婚したが、次の日旦那の会社が倒産したらどうしますか?奥さんが事故を起こして顔に怪我をしてしまったらどうしますか?恐らく本当にお互いのことを愛している二人なら、それらは全く関係のないことです。落ち込んでいるパートナーの背中をさすり、「大丈夫だよ、俺が(私が)いるから」と言ってくれるでしょう。それが本当の結婚相手のパートナーなのです。それに気が付かず、全て表面的な物事だけで相手を判断してしまう心を持ってしまったこと、またそれが良い事の様に助長している社会自体が問題なのです。(2008/09/10)

年収600万円は大企業では20代でごく普通に稼げる収入ですし、一部企業では新卒でもこの水準です。女性が相手にこのレベルを求めるのは当たり前、このレベルに到達できない男性は、ズバリ「男としての価値が低い」と言わざるを得ません。(2007/05/01)

トリュフ女性と牛丼男にはよっぽどの事がないと愛は生まれない(生息地帯が違うから)・・・って、女性だって365日フレンチ食べてるわけじゃないでしょ。年間20日位?嗜好的な違いを指摘してるのだとしても男がフレンチを好めばもてる、なんてことはありえない。私はたまにフランス料理作るけどめっちゃくちゃカロリーが高い事に気付き愕然としました。こんな食生活だと肝脂肪になっちゃうよ(人間フォワグラね)ってな訳でうちは普段は和食です。旦那も「君の手料理が一番!」と言ってくれますよ。(美味しい上に低カロリーで経済的)たまの記念日には仲良くフレンチレストランで食事しています。もちろん一緒にラーメンや焼き鳥も食べに行きますよ(笑)女らしくないギスギスしたキャリアウーマンに男は魅力を感じない。逆に仕事の出来る女性であっても、女らしいふんわりした優しさやしぐさ、気遣いの出来る人は大抵結婚しています。周りはちゃんと見ていますので、そういう女性は職場でももてるし良い縁談も舞い込んできます。お見合いで総当りすると女性がオーバースペック?平均給与でみると女性は男性の半分強くらいです。一部の女性がさも大多数であるかのような言い方、おかしいですよ。年収600万以上の24-34歳の男性が全体の3.5%なら女性はそれ以下でしょう。最初から年収600万以上の人を選ぶのではなく初めは少なくても良いじゃない。二人で協力して年を重ねるうちに昇給していけば。それより「愛情と思いやり」が一番だと思うな。(2007/02/07)

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