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第1回 リスペクト男子 

  • 深澤 真紀

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2006年9月15日(金)

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 男たちが集まれば「最近の若い男は本当にダメだな」、女たちが集まれば「最近いい男がいないよね、使えないし」、会社や会議では「最近の若いやつらにはなにが受けるか分からない」と語り合う。よくある風景です。

 本当に最近の若い男は、ダメで使えず、どう売り込んだらいいか分かりにくい存在なのでしょうか?

 もしかしたら、彼らと付き合う側が、彼らの行動原則をきちんと見ていないことにも、原因があるのかもしれません。

 この連載では、団塊ジュニアをはじめとした1970年以降に生まれたUNDER35世代を、「U35男子」と名付け、その生態や行動原則、活用法などを考えていきます。

 昨年唯一のミリオンセラーとなった、亀梨和也と山下智久によるユニット「修二と彰」が歌う「青春アミーゴ」。曲名は知らなくても、お聞きになったことはたぶんあると思います。

「青春アミーゴ」大ヒットの陰に「リスペクト男子」あり

 懐かしくて新しい歌謡曲に仕立てて老若男女に支持された。この曲が主題歌のドラマ「野ブタをプロデュース。」に人気があった、亀梨の属するKAT-TUNがデビュー前で、ファンの飢餓感を刺激した、などヒットの要因は数々あれど、「地元じゃ負け知らず~♪」というサビの歌詞に象徴される、この歌の世界観、即ち「地元」「友達」「リスペクト」が、支持されたことも大きいでしょう。

 
 地元愛が強い。
 友達や家族を大事にする。
 自分に身近な人を非常に褒める。
 皆さんの周りにこんな「男子」はいませんか。
 
 ひと言で言えば「リスペクト」が大好き。

 この連載ではさまざまな「U35男子」を紹介していきますが、彼ら全体を象徴する言葉が「リスペクト」。

 第1回では、U35男子のいわば総論となる「リスペクト男子」をご紹介します。

「地元」が大好き!――「リスペクト男子」の誕生

 「リスペクト男子」の大きな特徴として挙げられるのが「地元志向」「家族志向」「友達志向」です。

 かつての日本では、進学や就職で地元から都会に出て、大人になって付き合うのは、都会の学校や職場で知り合った友だち、というケースが多く見られました。

 都会に出ると休みに地元へ帰るのは、せいぜい最初の数年。それ以降は都会での生活に慣れて、友達も彼女もできて、地元へはめったに戻らないというスタイルでした。

 地元へ帰っても、友人から「お前は変わった。都会の人間になってしまった」と言われていたわけです。

 ところがU35の「男子」世代は、バブルがはじけて、経済的な理由からも都会に出ることが難しくなり、地元に残るようになりました。また、都会に出てきた場合でも、地元に残る友達が多いので、休みのたびに地元へ帰って地元の仲間とつるむケースが増えてきます。

 そうした背景で「男子」世代は、幼稚園、小、中学校時代の友だちや、自分の家族、親戚、近所のおじちゃん、おばちゃんまでも、とても大切にする傾向があります。

 地元の友だちと付き合い、地元で結婚し、二世帯、三世帯住宅に住まう──「都会に出られなくてしぶしぶ地元で生活している」わけではなく、「地元を愛するからこそ生活している」に変わっていったのです。

「俺を産んでくれてアリガトウ」――「リスペクト男子」の生態

 「リスペクト男子」は、豊かな時代に生まれ育ち、大好きな地元にいますから、「自分が大好き」です。「自己肯定感」もとても強い。

 そして、そんな自分の友達を「すごいヤツ」と崇めます。たとえば「アイツは世界一のDJ」と言ってみたり、「アイツは選ぶ古着のセンスはすげえ」と言ってみたり。とくに特技がない場合は「アイツみたいにいいやつはない」などという力業でほめることもよくあるケースです。

 そして「俺たち仲間は最高」!

 これはテレビドラマ「池袋ウェストゲートパーク」や「木更津キャッツアイ」にも見られ、これらのドラマが熱く支持された大きな理由でした。「池袋」のように都会だったり、「木更津」のように郊外であっても、リスペクト男子にとっては、「大事な仲間のいる、大事な地元」なのです。

コメント10件コメント/レビュー

「とても参考になった」というフィードバックが少ないのが意外でした。これは、深澤さんのコラムが参考にならないのではなく、読み手がU35世代ではないと、このコラムの意味理解ができないからでしょう。私は77年生まれ男子なので、とても共感できる部分がありました。実際に、地元の酒屋さんのお婆ちゃんには、「コンビニにしないで」と言った経験があるくらいです。深澤さんの分析は科学的ではないが、事実にかなり近いです。(2007/06/25)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「とても参考になった」というフィードバックが少ないのが意外でした。これは、深澤さんのコラムが参考にならないのではなく、読み手がU35世代ではないと、このコラムの意味理解ができないからでしょう。私は77年生まれ男子なので、とても共感できる部分がありました。実際に、地元の酒屋さんのお婆ちゃんには、「コンビニにしないで」と言った経験があるくらいです。深澤さんの分析は科学的ではないが、事実にかなり近いです。(2007/06/25)

僕も「リスペクト男子」寄りですが、上昇志向がない訳ではありません。どちらかというとこの文章ではリスペクト男子は批判気味にかかれていますが、もう少し具体的な事例で問題を挙げてほしかった。「無批判に全肯定」についてもう少し突っ込んだ話が聞きたかった。そして、著者自身の価値観も聞きたかった。このコラムのテーマは「世代間のギャップを埋めるにはどうすればいいか」ということでしょうか?(2006/10/20)

この傾向は外国の男性にもあてはまるように思います。友人と地元を異常に大事にし、自分に大変肯定的です。全てが本心とは到底思えない綺麗ごとを並べてばかりで、時につかみどころがありません。ただ、外国にしても日本にしてももう少し若い世代ではないでしょうか。おそらく25歳から30歳くらい。30歳を超えると結婚と家庭への願望が強くなり友人との接触が少なくなるように思います。(2006/09/26)

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三品 和広 神戸大学教授