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【第4回】“モテ”と“キャリア”の歴史その3

“妹負け犬世代”は不況に直撃された

  • 白河桃子

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2006年9月29日(金)

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 読者の皆様、このたびは本コラムにたくさんの反響を頂き、ありがとうございました。コメントは一つひとつ読ませていただきました。

 正直言って、男性からのかなり厳しいコメントが多かったので驚きました。というのも、このコラムは「WorkingWomanキャリアセレブ塾」で主に女性を対象に書いたものなので、これだけ多くの男性が読んでくださっているとは思ってもいなかったのです。

 このコラムは、これまで筆者が女性誌などで発言したり書いたりしてきたことの集大成として書いています。結婚難のこの時代に、少しでもうまくパートナーを見つけて、(余計なお世話ですが)女性たちにできるだけ子供を生んでほしいなぁ、という気持ちをこめて書いています。多くの独身女性・男性の本音、識者の意見などから、結婚難の原因や「ここを改善したら、結婚率が上がるのでは…」と考えたことを、今後も書いていく予定です。

 収入と結婚をリンクして語ると、どうしても男性の反発を招いてしまいますが、経済力は男性にとって“モテ”の理由の一つであっても、決してすべてではないと私は思います。現に、年収が何千万もあっても結婚できない(本人は、「しないだけ」と思っていますが)男性にも、たくさん会っています。本当は、夫婦にとってはコミュニケーション能力の方が重要です。年収の多さよりも、お互いに「ありがとう」と言い合えたり、問題を話し合ったり、家事や育児などの行動をともにできる方が、幸福度が高くなるのです。

 しかし現実には、こういう関係を築けるコミュニケーション能力を持つ男性を探す方が、経済力のある男性を探すより困難かもしれません。そこで女性たちは、年収のように分かりやすい尺度で相手を選んでしまう…。このあたりも、今後書いていきたいテーマの一つです。女性が経済力を持てば、収入以外の視点で男性を見るようになるはず。そのためにも“モテ”と“キャリア”の両立は必要だと思っています。

 筆者は、必ずしも結婚しなければいけないとも「結婚イコール幸せ」とも思っていません。でも取材で出会った男女の中に、全くの「独身主義者」は一人もいなかったのです。みな、いつか結婚しようという気持ちはあるのに、今は男女とも「結婚できにくい時代」です。バブル世代である自分自身の反省もこめて、女性たちに「モテるために、こうすれば…」というツボを読み取っていただければ、と思っています。

 昔からいわゆる「モテる女性」を観察しているので、「この女性のここはすごい!」という観察眼には自信があります。結婚に夢を持ちたい人に対して、多少耳が痛く厳しい現実を書いているのは、「白馬の王子様は待っていてもやってこないから、自分で探しに行かないと…」と腰を上げてほしいからです。

 結婚したい相手のターゲットの絞り方や出会い方は? どういった髪形や声質(実は声のトーンにも“モテ”の秘密が…)の女性がモテるのか? 「モテのツボ」は思わぬところに転がっています。男性読者も読んでくださるのはもちろんうれしいのですが、「ネタばれ」になってしまったら少々困るなあ…とも思いつつ、これからも本コラムをどうぞよろしくお願いいたします。

         ◆        ◆        ◆        ◆

 さて今回は、このコラムで“負け犬世代”と呼んできた、バブリーな1960年代生まれの女性の次の世代、70年代生まれの女性の“モテ”と“キャリア”の歴史を見てみよう。このコラムでは、“妹負け犬世代”と呼んでいる。この世代は団塊ジュニア(注1)のボリュームゾーンを含むので、少子化対策の一番のターゲット。政府はこの世代の女性たちに、結婚してもっと子供を生んでほしいと心から願っているようだが、実はこの世代もなかなか結婚しない。

コメント65件コメント/レビュー

私は41歳の男性です。最近、このコラムを知り、第1回から読み始めています。なぜはじめから読もうと思ったかというと、このコラムの分析が鋭く、的をえていて共感できたから。普段はコメントなどしないけれど、コメントするのは、この回で、男性から厳しい意見ががあったと記述があったので。私は、このコラムは非常に参考になり、今後も継続して欲しいと願っているのでコメントします。このコラムが素晴らしい点は、私が知らない統計情報などの数値情報に基づいている点、自分の視点で分析している点、そしてその分析に共感できる点です。自分ではあまり意識はしていませんでしたが、ずばりと自分の深層心理を言い当てられた気がしました。今後のこのコラムに期待しています。(2007/10/06)

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いただいたコメント

私は41歳の男性です。最近、このコラムを知り、第1回から読み始めています。なぜはじめから読もうと思ったかというと、このコラムの分析が鋭く、的をえていて共感できたから。普段はコメントなどしないけれど、コメントするのは、この回で、男性から厳しい意見ががあったと記述があったので。私は、このコラムは非常に参考になり、今後も継続して欲しいと願っているのでコメントします。このコラムが素晴らしい点は、私が知らない統計情報などの数値情報に基づいている点、自分の視点で分析している点、そしてその分析に共感できる点です。自分ではあまり意識はしていませんでしたが、ずばりと自分の深層心理を言い当てられた気がしました。今後のこのコラムに期待しています。(2007/10/06)

(妹負け犬世代の既婚者3)決して贅沢を望んでいるわけではありませんが、今の生活費ぎりぎりの状態で、将来抱えることになる子供の教育費や住宅ローン・老後の生活ことを考えると恐ろしくなってしまいます。高度成長&バブル体験の親が自分らにしてくれた事を自分の子供に出来るかといったら絶対に出来ないのでもどかしい。親世代のように休む時間も惜しんで労働し続けるという根性も無いのかもしれませんが。子供を大学も出せるかも不安ですし。完全自主勉強で地元国立にいってくれたらなんとかなるんでしょうが、県外に行きたいとか塾に行きたいとか、浪人したいとか言い出したらもうお手上げのような気がします。2人目希望でしたが断念しなきゃいけない状態かも。パートナーに不満はありませんし、結婚生活は幸せですが、将来の不安も大きいです。旦那の給料が高くなると一番悩みは解決するんでしょうが、この時代なかなか難しいのも分かってます。年功序列も崩れてきているみたいですし。共働きも大きな雇用形態の変化とか企業の意識改革や今よりの時短労働があったら別なんですけどね。共働きしやすい環境になったらありがたいのですが。(2006/12/14)

(妹負け犬世代の既婚者1)70年代生まれで現在1歳7ヶ月の子持ちです。34歳。ちなみに私は東京の大学を卒業して、田舎に帰省して就職しました。就職時は氷河期時代で就職は厳しかったですが、だいたいの友達は就職。田舎の同世代の女友達ははほぼ結婚。東京の女友達はまだ一人も結婚してません。結婚しない理由は「相手がいないから」だそうです。結婚希望で子供も欲しいそうです。「相手がいない」と理想の相手がいないのか、本当に出会いがないのか分かりませんが、彼女たちが白河さんの「それほど好きな仕事でもないのに大変な育児と両立できないから、自分の年収600万以上の人と結婚したい」と考えてるいるかは疑問で、厳しさを現実に感じてるし、働き続けたいという希望もあり、キャリアアップもしているし、育児も経験が無い状態でそこまで大変と思っているかも疑問です。希望した職に就けず→あきらめず再就職で経験を積む→晩婚→子育て段落した頃には就職厳しい年齢だぞ!!ってことで息子が1歳7ヶ月の現在休職中。仕事のこと考えてて、晩婚化時代であせらず晩婚してみたら再就職難しい年齢かも!!てことに子供産んでから気付きました。(2006/12/14)

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