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派遣社員が非協力的。上司も正社員に辛く当たるので、モチベーションが下がっています。

2006年10月26日(木)

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今回の回答者
細川宏美さん細川宏美さんの回答 ->
田中雅子さん田中雅子さんの回答 ->
山岡正子さん山岡正子さんの回答 ->


今回の相談
Q 仕事はできるが、非協力的な派遣社員に悩んでいます。残業続きなのに上司は正社員に対して理解がなく、将来に希望が持てません。

 以前、派遣社員の相談がありましたが、正社員にも悩みがあります。私の会社に来ている派遣社員は、やるべき自分の仕事はきちんとやりますが、こちらが忙しい時にちょっと他の仕事を依頼すると、文句を言います(こういった追加業務も、一応契約には入っているのですが)。

 ただ、派遣社員たちはスペシャリストで、スキルもあり仕事もできるので上司からの信頼も厚いのです。一方で私たち一般職の正社員は、派遣社員が仕事をしやすいように下準備したり、派遣社員に断られた仕事を代わりにやっているので、毎日残業続きです。正社員という立場上、仕方ないとは思いますが…。

 しかし上司から給料泥棒のように言われたりすると、モチベーションが下がってしまい、将来に希望が持てません。「縁の下の力持ち」である一般職の正社員の存在を上層部に認めてもらうには、どうしたらいいでしょう。また、派遣社員にももっと協力してもらう方法はあるのでしょうか。 (情報通信企業、35歳、女性)


Webメンターがお答えします

細川宏美さんの回答
A まずは上司に現状を伝え、社員と派遣の仕事区分を明確にしましょう

 派遣社員や契約社員、パートなど様々な雇用形態の人がともに働く職場が当たり前になっています。多くの企業が人件費を固定費から変動費へ推し進め、また即戦力を求めるニーズに対応する結果、今や日本の職場の3人に1人が非正規社員になっています。

 このような環境下では、日本企業の強みだった“仲間意識”がつくりにくくなったと言われており、基幹業務は正社員、補助業務は非正社員という単純な図式は描けなくなっています。こうなると労務管理も、従来の正社員だけを中心にしたものに当てはめるだけでは、不十分になってきます。

 こうした職場を“モザイク職場”と呼ぶ向きもありますが、その“接着剤”として管理職こそが双方に配慮しなければならないはずなのに、あなたの上司は何とも配慮が足りないようですね。

 まずはあなたたち正社員が、派遣社員の仕事の準備で忙しすぎるという事実を、きちんと上司に伝えるべきではないでしょうか? 職場の問題解決の第一歩は、コミュニケーションだと思います。上司の理解を得られれば、忙しくてどうにもならない時は、上司を通じて派遣社員に、契約の範囲内で別の仕事を頼んでもらえると思います。

 ただ、ご相談の中に「派遣社員に断られた仕事を代わりにやるため、毎日残業続き」とありましたね。雇用形態が様々な職場では、仕事の区分の明確化が必要なのに、それがあなたの部署では曖昧になっているようです。だから、派遣社員に仕事を依頼すると文句を言われ、断られた仕事を社員が代わりにやるという状況になるのではないでしょうか? その仕事が、本来あなたと派遣社員のどちらがすべきなのかを明確にすれば、おのずと解決の道も開けると思います。

 最近では多くの企業が、正社員雇用に軸足を移し始めています。総務省の調査によれば、景気拡大に伴い、2002年の調査開始以来初めて正社員の前年同期比の増加数が非正社員の増加数を上回ったようです。さらに「団塊の世代」の定年退職により将来的な人手不足も予想され、優秀な人材を確保するために、企業は方向転換を迫られているようです。

 ただし、大学卒業時に就職氷河期で正社員になるのが難しかった25~34歳の層では正社員数が6万人減り、非正社員数が9万人増えたとのことで、企業の正社員採用拡大の恩恵はこの世代に及んでいないようです。

 景気の動向に対する企業戦略などで、職場の人材構成はいやが上にも変わってきます。そんな中現状を認識し、強くたくましく、そしてしたたかに働き続けるような力も必要かもしれません。

細川宏美さん
細川宏美さん(47歳)

社会保険労務士・行政書士
短大卒業後、1979年に日本交通公社(現JTB)に入社。出版事業局書籍編集部勤務を経て、1994年にテレビゲーム業界向け経営情報の発信を業務とするベンチャー企業の立ち上げに参画。1996年、細川宏美社労士オフィス(2004年、細川労務・行政コンサルティングオフィスに改称)を開業。顧問先企業の労務管理指導を中心に、起業家支援業務から労働者派遣事業許可申請、入国管理業務と、企業の人に関する業務を受託している。

【田中雅子さんのお答えは?次へ

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