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【第5回】“モテ”と“キャリア”の歴史その4

「モテ男性」をめぐるエビちゃんOLの死闘

  • 白河桃子

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2006年11月2日(木)

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 あるテレビ番組から、こんなコメント依頼の電話がかかってきた。「18歳から34歳の独身男女への調査によれば、『恋人がいる』と回答したのは男性が24%、女性は32%とのこと。しかし、調査した男女の9割は『いずれ結婚するつもり』と答えている。皆こんなに結婚願望が強いのに、現在恋人がいない人が多いのはなぜなのでしょうか」

 この「恋人いない率」は、国立社会保障・人口問題研究所が2006年9月22日に発表した、2005年の出生動向基本調査(独身者調査)で明らかになったこと。結婚したいのに恋人がいない人は、男女ともに10人集まれば7人ぐらいいることになる。 

 雑誌では恋愛特集が組まれ、本屋には「モテ本」があふれている。インターネット上にも、恋愛だけでなく様々なコミュニティーがある。一見、どこに住んでいても、そして誰でも出会いのチャンスがありそうなのに、いったいどうしてみんな恋人がいないのか?

 

数少ない「モテ男」に群がる「エビちゃんOL」たち

 おおざっぱに言えば、現在全国で60万人の「エビちゃんOL」(注1)たちが、ほんの一部の男性を巡って争っている、とてもシビアな恋愛市場が形成されているのだと思う(この60万という数字は、女性誌「CanCam」(注2)が一番売れた時の部数だ。女性は雑誌を回し読みする傾向があるので、実際にはこの3倍くらいの数のOLが、毎月「CanCam」を参考に「モテ服」の研究をしている可能性もある。つまり、「エビちゃんOL」は全国に180万人いるとも考えられる)。

 日本は今、「鳥型」の一夫一婦制ではなく、ハーレムを構成する「オットセイ型」社会になりつつあるのだ。モテる男性はごく一部で、その一部を大勢の女性で争うから、カップリング率が少ない。

 まず、女性たちの声を聞いてみよう。今の20代、30代は出会いに関してシビアである。慶應義塾大学4年の女子のインタビューをした時に「今の彼かその次の彼が、自分の結婚相手になると思う」と言っていた学生がいて、「おお、手堅い」とびっくりしたことがある。しかしこの女性だけでなく、負け犬世代(注3)以降の女性たちは、「恋愛と結婚」の距離をとても意識しているのだ。結婚を意識すればするほど、理想の相手にはなかなか出会えない。結婚を考えれば考えるほど「恋愛」へのハードルも高くなる。

 一方、結婚相手の候補となる男性の方は…というと、モテる人はメチャモテているし、モテない人は女というものに全く縁がない。「モテの2極化」が進んでいるというのが、最近の印象だ。

 モテる男性とは、何らかの「モテ資源」を持っている人のこと。男性の場合「モテ資源」とは、「コミュニケーション能力(女性に対しての)」「ルックス(イケメンというだけではなく、清潔感なども含めたトータルの印象)」「地位(勤務する会社の規模)や学歴」「お金」などだ。

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