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第10回 マルチ男子

「理系」「文系体育会系」「文系文化系」では切れない採用担当泣かせ

  • 深澤 真紀

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2006年11月24日(金)

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 秋は、大学3年生の就活シーズンです。

 これまで大学生というのは、学部が理系か文系か、文系だったら、サークルが体育会系か文化系かで、大きく3つのカテゴリーに棲み分けてきました。

 理系、文系体育会系、文系文化系の3種類です。

 そして企業は、学生の採用に際して、この3種類の人材をどういうバランスで採るかを考えてきていたのです。

 たとえば、ゼネラリストに文系文化系を、営業職に文科体育会系を、そして技術職に理系を、という形で採用してきました。

 ところが今では、この3つのジャンルが意味をなさなくなってきており、企業の採用担当者は何を基準に人選すればいいのか、非常に迷っています。

 学部やサークルという枠にとらわれない、「マルチ男子」が増えているのです。

サブカルに強い体育会系、格闘技をこなす理系

 マルチ男子は、体育会系男子でもサブカルに強かったり、文科系男子でも機械に強かったり、理系男子でも格闘技をやっていたりします。

 かつてならばありえないくらい、いろいろなジャンルに強く、まさにマルチなのです。

 旧世代であれば、その人の学部とサークルを聞けば、人間関係、読む本、見る映画、就職先などが、ある程度推測できたものです。

 たとえば、小学校から名門の私立で、商学部で、テニスサークルに所属しているという学生なら、なんとなくその人となりが分かる気がしたものです。

 しかし、今は学部やサークルによってだけでは、その人の背景や将来が分からなくなってきています。

 医学部に通いながら、ボクサーのライセンスを取り、その後医者にならず、医療関係のベンチャーを立ち上げた男子、体育会系の柔道部に所属しながら、アニメオタクでそのブログを書きつづる男子、競輪部に所属しながら、中島らも氏やみうらじゅん氏などのサブカルが好きで、グラフィックデザイナーになった男子など、実際に数多くのマルチ男子が現れています。

さまざまな人間関係を持つマルチ男子

 マルチ男子が生まれた背景には、終身雇用が崩れるなどの社会システムの変容により、文系や体育会系や理系などのモデルの意味が、あまりなくなってきたということもあります。

 また、彼ら自身が、学部やサークルだけの人間関係や、趣味や、将来だけでは、おもしろみを感じられなくなっているのです。

 マルチ男子は、ネットをはじめ、情報が豊富にあるので、独自の趣味や人間関係も持ちやすくなっています。

 同じ学部やサークルで、同じ趣味の人が見つからなくても、ネットのコミュニティで、いくらでも情報をやりとりすることができるのです。

 また、マルチ男子は、学生時代しかできないからと、いろいろなバイトをして、そこで様々な人間関係を構築しているのです。

 当然、多様な価値観も知るようになるのです。

 それによって、彼らは、「この学部でこのサークルだから、この就職先にしよう」という、今までの価値観に縛られなくなってきました。

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