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【第3回】和菓子屋「銀座あけぼの」3代目 細野佳代さん【後編】

きめ細かな目標設定で
社員の自主性を育てる

  • 白河桃子

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2007年1月11日(木)

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 前編に引き続き、代表取締役社長の細野佳代さんにお話を伺う。

曙代表取締役社長の細野佳代さん(写真:皆木 優子)
曙代表取締役社長の細野佳代さん(写真:皆木 優子)

 2004年11月、父である社長と蕎麦屋で昼食を取っていた細野さんは、突然こう言われた。「この後の役員会で、来期からお前を社長にすると言うから」。早すぎる引退のように見えるが、「この年の2年前に、母が亡くなっていたんです。父は、母が病に倒れてから1年ぐらいは、面倒を見てやりたいと言って会社にはほとんど出てこなかったのです」。

 役員会の席で初めて妻が社長になると聞かされ、細野さんの夫も驚いた。「主人や弟を社長にすることもできたのですが、何よりも『お菓子屋ということで、女性がいいと思った』と父は役員会で言っていました」と細野さんは言う。「私は商品部長、企画室長、営業部長、店舗も工場も全部経験しています。また、銀座の商店会でも『社長の娘さん』ということで馴染みがあり、かわいがってもらえるなど強みもあると思ったのでしょう。主人がいて私を支えてくれるからと私を表に立て、『夫婦、兄弟みなで会社を盛り立ててほしい』と言い、父は本当にすっぱり引退してしまいました」

 さて、跡取り娘はどういった経営戦略を取ったのか。まず細野さんは、2000年からインターネット上のショッピングサイト「楽天市場」に出店して、銀座あけぼのの商品の販売を始めた。「これは、社員からやりたいという声が上がったものです」

 ネット通販は、販路拡大だけでなくマーケティングにも利用できる。「新商品を開発するのに1年はかかります。日持ち、安全性、輸送に耐えられるかどうかのテストや、社内での試食なども行います」。また、楽天市場を通じてメルマガ会員となっている「あけぼの顧客」約1000人からモニターを募集して100人ほどにサンプルを送って試食してもらい、アンケート調査も始めた。

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