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第20回 リセット男子
~携帯の アドレス消えたら サヨウナラ

  • 深澤 真紀

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2007年2月16日(金)

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 U35世代に影響を与えたツールにはいろいろありますが、その中でもケータイ(携帯電話・PHS)の存在は、最大級のものでしょう。

ケータイで人間関係を整理するリセット男子

 1996年末に約1800万台強だった携帯電話・PHSの契約件数は、先月、初めて1億台を超えたという報道がありました。10年間で約5倍以上に増え、現在、人口普及率ではなんと78.5%です。

 今やケータイを持たない人は「よほどの、持たない理由や主張がある人」くらいになりました。

 ケータイは全ての世代に大きな影響を与えているツールですが、U35世代は、学生時代からケータイが連絡手段のメインであったということで、一番大きな影響を受けているといえるでしょう。

 ケータイというツールの大きな特徴は、ケータイの番号やアドレスを変えることで「人間関係を整理(リセット)できる」ということ。

 そんな彼らを「リセット男子」と名づけます。

ケータイが壊れると、なんだかホッとしてしまうリセット男子

 上の世代は、自分の意志で連絡先を変えることは、簡単にはできませんでした。

 たとえば就職して引っ越しをしても、実家の電話は変わらないのでそこから連絡が取れたりしました。

 しかし、今や友人同士でも知っているのは、ケータイの番号とアドレスだけで、自宅の住所や電話番号を知らないのも珍しくありません。

 年賀状もメールで送りますし、住所を知らなくても困ることはありません。第一、個人情報保護法の影響もあって、学校にも会社にも名簿が存在しにくくなっています。

 入学やクラス替え、合コンなどで、新しい友達になるときに、彼らがやることは、ケータイの赤外線通信でお互いの番号とアドレスを交換すること。

 最近のアドレスは迷惑メール対策で長いので、口頭で伝えるのも大変ですし。

 そして、彼らは、そうやって集めた番号やアドレスであっても、ケータイを換えたのを機に「あいつにはこの番号は知らせなくてもいいや」と割り切ってしまいます。

 知らされなかった方も「あいつ番号変えたのか、それでオレには知らせてくれないわけね、そういうことか」とへこみながらも、受け入れてしまいます。

 そして、カノジョと別れるときにも、彼らが最初にやることは、ケータイのアドレス帳から、カノジョの番号とアドレスを消すことだったりします。

 また、彼らは自分のケータイが壊れてしまい、アドレスが分からなくなっても、必要な連絡先だけを復旧して、残りは、「まあいいや」とあっさりあきらめ、分からなくなった相手ともそれ以降は連絡を取らなくなってしまいます。

 ケータイが壊れてしまったとき、ショックではありながら、一方でなんだか気持ちが軽くなるのが、リセット男子なのです。

番号ポータビリティーはなぜ支持されなかったか

 携帯会社が変わっても番号が変わらない「番号ポータビリティー」が、思ったほど使われていないという話もあります。

 この制度は、仕事などで番号が変わっては困る人には便利なのですが、リセット男子は、携帯会社を変えるなら、番号も変えてしまおうという考えも多かったのだと思います。
 それに会社を変えるなら、新規で契約した方が値段も安く済みますし。

 また、彼らにとって、番号よりもアドレスの方が、意味が大きいということもあります。

 実際、ケータイは彼らにとっては通話のためよりもメールのためのツールです。

 明日の待ち合わせ場所と時間を、通話なら3分で済みそうなのに、メールを10往復して決める、などもざらです。

 番号ポータビリティーは、番号は変わらないけれど、アドレスは変わってしまう。

 なんだか中途半端なシステムとして、リセット男子にはあまり支持されなかったのでしょう。

着信拒否と受信拒否を使いこなすリセット男子

 また、ケータイがツールとして画期的だったのは、誰からの着信かが分かること。

 それまで、電話というものは、出るまでは誰からかかったのか分からないものでした。

 固定電話で番号が表示されるナンバーディスプレイは、ケータイが普及しはじめてからできたサービスで、しかも有料オプションで、対応した電話機が必要です。

 ケータイではこのサービスは無料ですし、どの機種でも使える当たり前の機能です。

 それまでは、いやな電話が来るかもしれないというときは、電話がかかるたびに「あいつかも…」とびくびくして、「あ、電話だ! おかあさん出て。もし○○からだったらいないって言って」という小芝居が必要でした。

コメント62件コメント/レビュー

「タイトルにこだわりすぎ」って、それを言っちゃあオシマイよって言いたいところだけど、まあ、それは後ほど。否定が入ってるのは、記事の内容なんだけどさ、それをタイトルのせいにしちゃってごまかそうとしてるけど、ダメダメ。だって、文章の中でちゃんとU35男子にこういう男性が多いとはっきり示唆してるんだもん、「おいおい、ちょと待ってくれよ、そんな風に見られちゃたまんないぞ」というコメントを、「タイトルにこだわってる」と言われちゃうと「ひどいなぁ」とコメント返ししたりするのです。(2007/02/23)

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いただいたコメント

「タイトルにこだわりすぎ」って、それを言っちゃあオシマイよって言いたいところだけど、まあ、それは後ほど。否定が入ってるのは、記事の内容なんだけどさ、それをタイトルのせいにしちゃってごまかそうとしてるけど、ダメダメ。だって、文章の中でちゃんとU35男子にこういう男性が多いとはっきり示唆してるんだもん、「おいおい、ちょと待ってくれよ、そんな風に見られちゃたまんないぞ」というコメントを、「タイトルにこだわってる」と言われちゃうと「ひどいなぁ」とコメント返ししたりするのです。(2007/02/23)

以前にも出ていたが、日経そして自己啓発、そこへもってきて「マーケティング」という題名だからだと思う。どちらかといえば「○○大学経済学部、自己啓発講座、講座内容マーケテイング」と思ってきたら「なんだろこれ。マーケテイングじゃないだろ」って事ではないかと思う。その上、横の解説では>その生態や行動原則、活用法などを考えていきます、、となっている。内容は横の解説ほどのものでもないのだから、やっぱり誤解を与えないためにも改名がよいのではなかろうか。例の「市民講座○○大学」の場合、これが大学ではない、と普通に認知度は高いだろう。それとはやはり違うと思う。「日経」ときてそこへ「マーケテイング」という題名がついていれば、もっと高い次元を想像してしまうのは仕方ないのではなかろうか。変えたほういい思う。それが一番解かりやすいことだし、変更がイヤなんてのは変なプライドだろうし、きっとそんなこともないだろう。(2007/02/23)

この読者コメント欄では、「マーケティング」とあるのにマーケティングになってないという意見をたびたび目にします。しかし私なんかはそういう意見を見ると、それはタイトルに必要以上にこだわりすぎているように感じてしまいます。「~白書」というタイトルの小説や映画だってあります。「~大学」という名前の市民講座や同好会だってあります。そういうところに目くじらを立てるのは、むしろこのコラムの趣旨から外れているのではないかと思ってしまいます。このコラムの中身から、新たなマーケティングの仮説が思い浮かべばいいな、くらいの気持ちで読んでみてはいかがでしょうか。ちなみに、私も今回のコラムの内容には全く共感できませんでしたが。(2007/02/22)

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三品 和広 神戸大学教授