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最終回 適当男子
~先が見えない不安の中でサバイバル

  • 深澤 真紀

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2007年3月9日(金)

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U35男子に好かれる「適当おじさん」

 U35男子は、トシをとりたくないものだ、おじさんにはなりたくないものだ、と思っています。

 しかしそんな彼らにも、こんな人ならなってみたいという、好きなおじさんたちがいます。

 所ジョージ、関根勤、高田純次。

 このおじさんたちは、よく「適当」と称されますが、U35男子はそんなふうに適当に生きる「適当おじさん」にあこがれているのです。

 そんな彼らを「適当男子」と名づけます。

 「適当」には以下の2つの意味があります。
 (1)ある状態や目的などに、ほどよくあてはまること。「―した人物」「―な広さ」
 (2)その場に合わせて要領よくやること。いい加減。「―にあしらう」(広辞苑より)

 適当男子の目指すものは、(2)の「いい加減」ではなく、(1)の「ほどよく」の方なのです。

 テレビ番組で言えば「タモリ倶楽部」の世界。
 端から見るとくだらなく見えるネタを、大の大人が楽しげに遊んでいる低予算番組ですが、適当男子は、「タモリ倶楽部を見るとなんだかほっとしますよ」というのです。

所ジョージが「理想の上司」に選ばれるのは

 所ジョージ(1955年生まれ)は「理想の男性上司」で、2001年から5年連続で2位に選ばれています(2006年は3位)。

 シンガーアンドソングコメディアンとしてデビューしましたが、俳優としても黒澤明の映画「まあだだよ」に出演して日本アカデミー賞・優秀助演男優賞を受賞したり、多くの著書もあり、広いジャンルで活躍しています。

 彼が適当男子に支持されるのは、その趣味の広さです。
 アメ車、バイクのカスタム、ラジコン、フィギュアから、スニーカー、ライター、スカジャンなどのコレクションはすべてプロ並みですし、それを自身の出演する番組などでも取り上げています。

 また遊ぶために沖縄に家を建てたり、とにかく楽しむための努力は惜しみません。

大物にも若手にも愛される関根勤

 関根勤(1953年生まれ)は、欽ちゃん(萩本欽一)ファミリーでありながら、タモリ、明石家さんま、ビートたけしのビッグ3をはじめ、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、ナインティナイン、とんねるずなどの番組で欠かせない存在で、彼らからの絶大な信頼も寄せられています。

 彼はなんでもないトークを拾ってくれたり、面白がってくれたり、笑ってくれるので、大物のみならず若手からも尊敬され、共演したいと思われています。

 好感度が高いだけではありません。彼のもうひとつの持ち味はシュールでマニアックなトークです。
 たとえば彼の持ちネタは「似てないものまね」。また、格闘技マニア、アイドルマニアでもあります。

 小堺一機とともにパーソナリティーを務めるラジオ番組などで、これらのマニアックなトークを披露し、リスナーに支持されています。

 また、彼は「ベストファーザー賞」も受賞しています。

「芸能界一適当な男」高田純次

 高田純次(1947年生まれ)は、さまざまな番組で「平成の無責任男」「芸能界一適当な男」などと言われています。

 昨年『適当論』という本まで出し、今年「適当伝説」というDVDも発売されます。
 また、彼の適当な発言を採集してまとめた「高田純次発言集」という人気サイトもあるくらいです。

 彼は、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」のリポーターで注目されたのですが、そのリポートのあまりなくだらなさ、いい加減ぶりでブレイクしました。

 彼は、バラエティ番組でも、まったく流れを読んだりしていないように見えます。
その時の話題と全然関係ないことを言い出したり、ぼーっとして話を聞いていなかったり、あげくに寝てしまうことさえある。
 
 しかしその見事ないい加減ぶりに、共演者たちに一目置かれるようになり、尊敬されたり、目標にされたりしています。

適当男子の目指す生き方

 彼ら3人はほぼ団塊の世代ですが、適当男子に支持される理由はいくつかあります。
 具体的に列記してみましょう。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官