「西山昭彦の「女性管理職の落とし穴」」

【第1回】上司を使わずして成果は上がらない

上司の特性に合った対応をして
アウトプットを高めよう

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2007年4月18日(水)

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 女性が描くリーダー像と、男性が9割以上を占める経営幹部が望むリーダー像には、少なからず差異がある。女性が語る女性リーダー像は、同じ立場の意見として重要だが、現状では男性上司視点の女性リーダー像も看過できないはずだ。

 本コラムでは男性視点というスタンスに立ち、成功するビジネスパーソンの法則を述べていきたい。時には偏った意見も言うので、女性読者諸氏は頭にくることもあるかもしれない。しかし私の願いは、日本で女性リーダーがどんどん誕生し、日本企業がさらに活性化することなので、どうかご容赦いただきたい。

 女性リーダーを見ていて感じるのは、自分だけで仕事をやろうとする人が多いことだ。部下をうまく動かすことに慣れていないのは、リーダーになって日が浅いからかもしれないが、“上司をも使っていない”。成功しているビジネスパーソンは、みな上司をうまく使っている。では、どうすればいいのか。

 上司を使うには、まずそのタイプを観察し、操縦法を間違わないことだ。

まずは上司のタイプを分析し、タイプ別に対処する

 「すべからく上司は、仕事ができるうえに頭も人柄もよく、バランスが取れていて、的確なアウトプットができ、上からも下からも好かれるべし」というのが理想だが、そんなことは少ない。現実に出世している人を見ると、必ずしも回りから支持されている人ばかりとは限らない。自己主張が強く強欲だが、成果を上げている人はたくさんいる。過剰な権力志向があり、社内政治に長け、許される範囲で最大の私的利害を追求する人も相当いる。

 これらの上司をパターン別に分類すると、次の4タイプに分かれる。

  1. 自己顕示欲タイプ : 権力志向が強く、権限を存分に発揮したい人
  2. 年収志向タイプ : とにかく上に行けば年収は増えるから、出世したい人
  3. 内容重視タイプ : より良い仕事をして自己実現や組織への貢献をしたい人
  4. 上司不適合タイプ : 本来適性はないが、間違えて上司になってしまった人

 いい仕事は、1人ではできない。あなたがいい仕事をしようと思ったら、人々の賛同を得て一緒に動いてもらわなければならない。ということで、どのタイプの上司でも、できるだけ味方に引き込むことが重要になる。それぞれのタイプ別に、対処法を見ていこう。

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著者プロフィール

西山 昭彦(にしやま・あきひこ)

西山 昭彦

一橋大学社会学部卒。東京ガス入社後、ロンドン大学大学院政治経済学科およびハーバード大学政治学大学院に留学。社内ベンチャーで新会社を設立後、法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程を修了し、経営学博士に。2004年から東京女学館大学教授、東京ガス西山経営研究所長に就任。人材開発、勉強法、キャリアデザインなどをテーマに、執筆や講演を行う。趣味は海外旅行、グルメ。著書に『企業内プロフェッショナルの時代』(プレジデント社)、『こま切れ時間活用術』(日本実業出版)、『女たちは管理職をめざす』(中経出版)、『40代で始める「最終戦略」ノート』(こう書房)など。(写真:いずもと けい)



このコラムについて

西山昭彦の「女性管理職の落とし穴」

企業で成功するリーダーの条件とは何か。女性が描くリーダー像と、多くは男性である経営幹部が望むリーダー像には、少なからず差異がある。このコラムでは、多数のビジネス書を手がける経営学博士が、女性リーダーが陥りがちな落とし穴を指摘し、その解決策を指南する。

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