ダイバーシティー、ジェンダーフリー、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)。昨今では、企業力をつけるために様々なマネジメント活動が展開されている。いずれもに共通した動きの1つが、女性活用推進と女性リーダー育成だ。とはいえどちらも、試運転を始めた段階だと言えよう。

ハー・ストーリィが主催した、「女性リーダー育成プログラム」セミナー会場の様子(写真:厚川 千恵子、以下同)
こうした背景を受け、5月17日、東京・ベルサール三田にてハー・ストーリィが「女性リーダー育成プログラム」無料セミナー&説明会を開催した。この日の参加者は101人(男性42人、女性59人)。部署別の構成比は、人事部社員が全体の26%、社長・役員クラスが26%と、経営・人事担当者の姿が多く見られた。
企業内リーダー育成プログラムや研修セミナーは様々な形で開催されているが、このプログラムは女性リーダー育成に特化しているのが特徴だ。主催元のハー・ストーリィは、これまで主婦の口コミの力に着目し、生活者目線でのマーケティングとコンサルティング事業を展開してきた会社であるが、このたび女性リーダーの育成に力を入れ始めた。
ハー・ストーリィでは、55人いる社員のうち51人が女性で、女性を戦力にするビジネスのあり方を必然的に模索してきた。女性特有の感覚や志向性を実感としてとらえながら女性活用を進めるうち、その蓄積で培った現場のノウハウが、このプログラムに投影されている。

ハー・ストーリィ代表取締役の日野佳恵子さん
第1部では「女性社員の活かし方、育て方」と題して、ハー・ストーリィ代表取締役の日野佳恵子さんが講演をした。「男女では、働く理由や価値観も大きく異なります。お互いが相手の立場や価値観を理解するように努めたうえで、“双方の価値を融合した新しい価値”を創出することが、次世代の企業づくりのカギになります」と日野さんは言う。
例えばある成果を手に入れようとする時、男性は目標に向かって最短の道を直線的に進むが、女性は細部にこだわり途中のプロセスも楽しむため、目標に向かって螺旋を描くような進み方をする傾向があるという。こうした価値観の違いを互いに理解し補完し合うことが、女性リーダー育成に必要な視点だと日野さんは指摘した。
ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。










