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MBAを取りたいと言う後輩にどうアドバイスすべきか

  • 武位 教子

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2007年7月23日(月)

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今回の回答者
今回の相談
Q MBAを取りたいと言う後輩にどうアドバイスすべきか?

 入社5年目のAさんという後輩(アシスタント業務の女性)に、「海外留学をしてマネジメントを勉強したい」とMBA(経営学修士)留学を相談されました。

 今の会社(保険会社)には、社費留学や休職して留学できる制度はありませんが、Aさんは「上司に相談して、留学を申請したい」と言います。費用もかかるので、国内で取れるMBAにしてみたらと薦めましたが、彼女は「海外の大学の方が、今後の昇進や昇給にもプラスになると思います」と主張します。

 Aさんの言うことにも一理ありますが、MBAの勉強は日常業務に支障を来たすのでは、というのが私の本音です。それよりも今の仕事にもっと集中してもらいたいのです。Aさんや会社に対して、どんなフォローが適切でしょうか。ご助言ください。(保険会社、女性、32歳)

※Webメンターへのご質問を募集しています。オフィスでの仕事や人間関係に関するご相談をこちらまでお寄せください。性別、業種と年齢もお書き添えください。

Webメンターがお答えします

吉川まりえさんの回答
A ステップアップを希望する後輩を応援してあげて

 MBA出願者で一番多いのが、勤続4~5年目。Aさんも、今の会社でビジネスの面白さに目覚めた、または今の仕事に見切りをつけてステップアップしたいなど、いろいろな理由があるかもしれません。

 私は以前の職場で、長く勤めれば責任ある仕事を任せてもらえるが、肩書きは主任止まりという現実にぶつかり、「入り口を間違えた」と気づいたことがありました。もしAさんが当時の私のように、自分のキャリアを変えるためにMBAを取りたいのなら、彼女に今の業務に集中するのを期待するのは、難しいかもしれません。MBAがオールマイティーとは思いませんが、AさんにMBAを諦めさせるほどの素晴らしい仕事が社内にあるのかどうか、です。

 やる気のある人が集まる会社と、やる気のある人から辞めていく会社があります。あなたの会社は、どうでしょう? スキルアップなんて時間の無駄、それよりも目前の仕事をすればいい、という雰囲気が蔓延しているとしたら、実は要注意です。

 あなたのお気持ちも分かりますが、新たな夢に向かうAさんを応援しつつ、あなた自身も何か目標を見つけてステップアップしてはどうでしょう?

 Aさんが単に職種を替わりたいのなら、どういうスキルがあればどんな業務に就けるのか、社内に職種転換制度や公募制度があるのかなどを、先輩として教えてあげるといいでしょう。職種転換が難しかったり、Aさんが今の仕事で頑張っても希望の職種に進めそうもない場合には、MBAがステップアップの近道になるかもしれません。

 なお、MBA取得には学費も時間もかかるので、なぜ必要なのか一緒に考えてあげましょう。受験勉強だけで終わってしまう人も多いのです。以前「MBAを取ってから起業したい」という知り合いに、「まず、その学費を開業資金に使って起業し、事業が軌道に乗ってからMBAを取っても遅くない」とアドバイスしたことがあります。

 さて、どの学校がいいかはMBA取得の目的と本人の学力レベル、費用や時間によっても違います。また、エリート育成のために留学先を一流大学に限定する会社、マネジャー向けに仕事と両立しやすい通信制や夜間の大学院を推奨する会社など、企業によって教育制度は様々です。一方で、MBA留学には欠点もあります。社員がスキルアップして転職してしまうのを防ぐため(?)、あえてMBAは取れないコースを奨励する会社があったり、MBA取得後一定期間は転職できない、とする会社もあるようです。

 就学中の扱いについても、学費と給与支給という手厚い会社もあれば、退職を余儀なくされる場合もあります。社費留学制度がなくても、会社と交渉して就学期間中長期休暇を認めてもらい、卒業後復職した人もいます。これらについては、会社の担当部署に聞いてみるといいでしょう。日本では例が少ないですが、「サバティカル(長期休暇)」制度を導入しているところもあります。

吉川まりえさん
吉川まりえさん(37歳)

アイドーム取締役社長
大学卒業後、三井海上火災保険(現三井住友海上火災保険)、米国での美術館勤務を経て、1995年米シスコシステムズに入社。アドミニストレーター、ウェブマーケティングなどを担当。働きながらMBA(経営学修士)を取得し、インターネットビジネスソリューションズグループ・シニアコンサルタントとして活躍。社内の女性活躍委員長も務める。出産を機に高品質な育児サポートの必要性を感じ、2006年に独立、放課後保育サービス環優舎をスタート。http://www.kanyusha.com/

【田中雅子さんのお答えは?次へ

コメント1件コメント/レビュー

受験も進学も自己責任の最たるものでしょう。退職覚悟で申し出られた以上、勤務先がそれを妨害したいとなれば、それに見合うだけの処遇(給与や勤務時間といった労働条件)を提示するしか有りません。(2007/07/23)

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いただいたコメント

受験も進学も自己責任の最たるものでしょう。退職覚悟で申し出られた以上、勤務先がそれを妨害したいとなれば、それに見合うだけの処遇(給与や勤務時間といった労働条件)を提示するしか有りません。(2007/07/23)

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