「Universal English」

Universal English

2007年10月16日(火)

I wish I could〜

マルチに使えるビジネス英語 8

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今週のテーマ:I wish I could〜

ローカルな英語からグローバルな英語へ

 今や地球の共通語となった英語を使って、世界中の人が文化の壁を越えてお互いの優れたところを学び合うようになった。私も通訳の仕事をしていてそう感じる。

 ある外資系企業が同業他社の買収工作で一段落した時のことだ。会議で日本人社員がこう発言した。「これで外堀は埋めた。あっちはもうどうにも動けませんよ」。これは直訳の方がいいと判断した私は”The outside moat of the castle has already been filled. There is no way they can turn the situation around.”と英訳した。

 すると、外国人出席者が「堀を埋める! 視覚的でいい表現だ」と興奮している。西欧の城にも堀はあるが、英語には同様の表現がないので、新鮮に聞えたようだ。

 日本的であることと世界に通用することは相反しない。日本文化に基づいた言い回しが英語で表現され、いつか世界中で受け入れられる――。そういえば、最近よく聞くglobalization(グローバル化)という語句は、日本人の造語だという説がある。日本生まれの英語が世界標準になったとしたら、なんとも痛快な話ではないだろうか。

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著者プロフィール

数佐 尚美 (かずさ・なおみ)

上智大学外国語学部イスパニア学科卒。OA機器メーカー勤務、フリーランス記者、米国デニソン大学日本語講師を経て、現在、日英会議通訳者、翻訳者としてIT、自動車、機械、マーケティング、コーチング等の分野を手がける。また、日英両言語のライターとしても新聞・雑誌に寄稿している。著書「英語の敬語」(中経出版)、訳書「できるリーダーのための奇跡のコーチング」(PHP研究所)「ロマンティック・へヴン」「薔薇の誓いと愛を胸に」(いずれも原書房)他。

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