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【第4回】仮面を脱いで力を抜き
“自然体”でいこう

  • 植田 寿乃

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2007年7月30日(月)

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仮面を脱いで素の自分を見せて

仮面を脱いで素の自分を見せて
(書:植田寿乃)

 「さあ、もういいのよ。私の前では、力を抜いていいの」

 キャリアカウンセリングの場で、こう声をかけた途端に、泣いてしまう人がたくさんいます。中には、カウンセリングの30分間泣きっぱなしになる人も…。

 今までの緊張が急に解け、閉じ込めていた気持ちが溢れ出てきます。辛さ、悲しみ、怒り、願い…。抑えつけていたもの、「本当の心の声」が涙とともに溢れ出します。男性もそうですが、特に女性管理職や管理職候補などのようにキャリアアップを目指している女性ほど、涙することが多いようです。

 つまりそれだけ、いつも肩に力が入った状態で頑張っているのでしょう。プレッシャーとストレスでいっぱいいっぱいになりながら、無理をしている状態です。これは、「自然体」とは程遠い状態と言えるでしょう。

 自然体とは、どんな状態なのでしょう。柔道では、「自然のままで立った基本的な姿勢」を指します。力が抜けていてもふにゃふにゃではなく、芯がすっと通った基本の構えのようなものでしょう。自分自身の根底にある姿をそのまま出し、力まず、ありのままに振る舞うことかもしれません。

期待が大きいと無理をする

 子供の頃は皆、自然体で生きていたはずです。大人になって社会生活をしていく中で、私たちは自分が自然体ではいられないように感じるようになります。なぜ人は、自然体でいられなくなるのか。大きな原因は、2つの「期待」です。

 1つ目は、周りからの期待、例えば会社の上司、同僚、部下、そして家族からの期待です。

 「自分は女性管理職、管理職候補としてのロールモデルになるのだから、つぶれてしまうことはできない」
 「上司や部下をがっかりさせたり、迷惑をかけることはできない」
 「子供にとっては良い母であり、会社では有能なマネジャーでなければいけない」

 周囲にいる大切な人たちに期待されれば、私たちは頑張りたくなるものです。相手の期待に応えたい、がっかりさせたくない…。だから、求められる姿になろうと努力を続けます。

 期待に応えるために成長しようとするのはいいことですが、そのうちに無理をし始めます。それがペルソナ(仮面)です。あるべき姿、求められる姿の仮面をつけて振る舞うようになっていきます。これは一種の演技になります。

 2つ目は、自分に対しての期待です。

 「男性の同僚には負けられない、見劣りしないようにしたい」
 「管理職になったのだから、もっと頑張ろう」
 「女性は感情的だと言われやすいから、冷静に論理的に振る舞おう」

 向上心が高い人ほど、自分への期待は大きくなります。理想の姿を描くことは、自己の成長にはとてもよいことです。しかし期待が大きいほど自分に厳しくなり、焦りも出てきます。本来の自分自身を消したり、抑え込んだりします。自分の気持ちや感情面を封印し、ペルソナ(仮面)をつけ、なるべき姿を演じながら、前に進んでいこうとします。

コメント1件コメント/レビュー

27歳女性です。私は最近ストレスから鬱になりました。今は職場で定時だけ働きながらカウンセリングに通っていますが、そこで、カウンセラーから、全く逆のことを言われました。「仕事用の仮面をつけなさい」と。私は数社の担当クライアントのために仕事をしているのですが、お客さんからのフィードバックや時には苦情などをパーソナルに受け取りすぎているのが問題だという指摘でした。「世の中にはいい人もそうでない人もいる。あなたは相手から影響を受けやすい。プライベートでは悪い人とはつきあわない、避けるようにしなさい。仕事でどうしてもつきあわなきゃいけない時は仕事用の仮面をつけなさい」と。自然体でありのままをさらけ出すということは、ある意味無防備にもなるし、攻撃された時に傷が深くなりやすい。私は今はいかに仮面をつけて自分を守るか訓練中です。(2007/07/30)

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27歳女性です。私は最近ストレスから鬱になりました。今は職場で定時だけ働きながらカウンセリングに通っていますが、そこで、カウンセラーから、全く逆のことを言われました。「仕事用の仮面をつけなさい」と。私は数社の担当クライアントのために仕事をしているのですが、お客さんからのフィードバックや時には苦情などをパーソナルに受け取りすぎているのが問題だという指摘でした。「世の中にはいい人もそうでない人もいる。あなたは相手から影響を受けやすい。プライベートでは悪い人とはつきあわない、避けるようにしなさい。仕事でどうしてもつきあわなきゃいけない時は仕事用の仮面をつけなさい」と。自然体でありのままをさらけ出すということは、ある意味無防備にもなるし、攻撃された時に傷が深くなりやすい。私は今はいかに仮面をつけて自分を守るか訓練中です。(2007/07/30)

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