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「子育てする女性を優遇すべきか」で議論沸騰

理系女性リーダーがキャリアを語る

  • 中西 佳世子

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2007年8月1日(水)

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秋葉原で開催されたJWEFの定例会の様子(写真:辻 牧子、以下同)

秋葉原で開催されたJWEFの定例会の様子(写真:辻 牧子、以下同)

 これほど輝かしい理系の女性リーダーたちが一堂に会したパネルディスカッションも珍しい。去る6月9日に、東京・秋葉原で開催されたJWEFの定例会は、先輩たちの話を聞こうと詰めかけた100人以上の参加者で、立ち見客が出るほどの熱気に包まれた。

 JWEF(日本女性技術者フォーラム)とは、数少ない女性技術者の相互交流を図ろうと1992年に設立されたネットワークだ。セミナーや勉強会を通して自己啓発や人材活性化の機会を提供するとともに、情報発信や提言を精力的に行っている。

 この日はJWEFの活動を広く知ってもらうためオープンなセミナーとし、JWEFメンバーであり、女性技術者の先駆けとも言える6人によるパネルディスカッションが行われた。タイトルは「女性エンジニアの過去、現在、未来」。

アスキング代表取締役の青野厚子さん

アスキング代表取締役の青野厚子さん

 6人は技術者、医大教授などで、各業界の「理系の女性リーダー」だ。彼女たちの多くが生まれた1900年代半ばといえば、世界初のコンピューターと言われるENIACが誕生した頃。急激な技術の変化の中で積み重ねてきたキャリアの軌跡は、そのままコンピューターの歴史と重なる。

 まずは、パネリストのキャリアを紹介しよう。映像関連のソフトウエア開発会社、アスキング代表取締役の青野厚子さんは、東京女子大学理学部数理学科卒。企業内のプログラマーを経て、1979年に有限会社としてアスキングを起業した。今よりコンピューターが大きくて高価だった当時、出たばかりのUNIXのワークステーションを「これなら手が届く価格」と自費で購入したのだ。

 アスキングが始めた放送や映像関連ソフトの受託開発の事業は、時代の流れにピタリと合った。デジタル放送の黎明期から培った高い技術力を武器に、現在は最先端の動画ソフトも手がける。そんな青野さんのモットーは、「常に人よりも半歩先に」。

日本IBM技術顧問の内永ゆか子さん

日本IBM技術顧問の内永ゆか子さん

 内永ゆか子さんは、この3月で日本IBMの専務執行役員を“満期定年退職”し、現在は日本IBMの技術顧問。東京大学理学部物理学科卒業後、日本IBMに入社。以来開発製造部門を引っ張ってきたその姿は、ロールモデルの少ない女性技術者たちにとって、燦然と輝く目標であり続けている。1995年に大手コンピューター業界初の女性役員として取締役に就任。さらに専務執行役員も務めた。

 内永さんは、女性活用推進においても先頭に立ってきた。1999年、米WITI(Women in technology International) 殿堂入り。また、2002年にハーバード・ビジネススクール・クラブ・オブ・ジャパン ビジネス・ステーツウーマン・オブ・ザイヤーも受賞。日本IBM退職後、5月に企業のダイバーシティー推進を支援するNPO法人(特定非営利法人)「ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク(J-Win)」を設立し、初代理事長に就任した。

コメント4件コメント/レビュー

お間違えなきよう。この記事の女性=優秀な女性です。普通の能力の女性の話ではありません。つまりこの記事は大多数の女性には関わりのない事です。パネリストの方々の能力業績は理科系分野で働く女性の頂点でしょうが、その彼女らでさえ育児と仕事の両立は綱わたりなので、普通の能力の女性は無理だと言いたいのでしょう。事実です。今も、理系に限らず普通の女性にとっては仕事と育児の両立など夢物語です。企業や国などに何一つ期待しません。好景気らしい今は耳あたりの良い事言いますが、将来不況になった時に退職勧告をされるのは、妊娠したまたは子育てしているあなたですよ?仕事をしたければ子供はおやめなさい。(2007/08/01)

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お間違えなきよう。この記事の女性=優秀な女性です。普通の能力の女性の話ではありません。つまりこの記事は大多数の女性には関わりのない事です。パネリストの方々の能力業績は理科系分野で働く女性の頂点でしょうが、その彼女らでさえ育児と仕事の両立は綱わたりなので、普通の能力の女性は無理だと言いたいのでしょう。事実です。今も、理系に限らず普通の女性にとっては仕事と育児の両立など夢物語です。企業や国などに何一つ期待しません。好景気らしい今は耳あたりの良い事言いますが、将来不況になった時に退職勧告をされるのは、妊娠したまたは子育てしているあなたですよ?仕事をしたければ子供はおやめなさい。(2007/08/01)

子育てする(していた、なのかする、なのかどっちですか??ここも混乱していますが)の女性を優遇すべきかどうか、の議論がまったくかみ合っていなかった問題についてひとこと。これは女性か男性か、という対立点に加えて、現在「研究者」が置かれている時限付きポスト問題が深く根を張った問題です。大きく2点あります。1;パーマネントに雇用している企業であれば、復職を待つという選択肢もあるかもしれませんが、1年ごと更新で2年以内、などという条件で雇用されている研究員は、育児休暇などとっていたら復職以前に任期切れです。。。近年、一部でようやく出産育児等の事情を考慮した年限延長制度が現れてきました。2;研究者の資質を計量するのに、IF/year、つまり「1年あたりのインパクトファクター値」を単純に当てはめる傾向が深く根付いています。男性研究者の多くは、一日20時間労働x週7日勤務x52週=一年、ですが、幼い子供を育てている女性は一日10時間労働x週5日勤務x48週=一年、くらいになりがちです。したがって、「1年あたりのインパクトファクター」ではなく「実際に就業できた時間あたりのインパクトファクター値」で評価せよ、です(これはもうすでに過去の業績の話がからむので事後処理になりますが)。以上二点、なかなか他業種には伝わらないことであり、他業種にはちっとも参考にならない特殊事情かもしれませんが、これから終身雇用が崩れていく中ですべての個人が腕一本で渡り歩く必要性に駆られるときがくれば、身にしみる問題だと思います。追記、女性研究者たちは育児休暇を長く取ることより、一日でも早く復帰させてくれ、と主張するひとが大多数であるし、子供の世話をしていない人が2年で通り過ぎるところを4年かかることも、是認している場合が多いです。優遇と簡単なことばで言い換えてしまうと、育児休暇を長くしてみよう、とか男性と同じスピードでの昇進、とか(どこかで聞いたような)内容なのかと思われがちで、実際それがうれしい人もいるかと思いますが、けっしてすべての人に歓迎される具体策ではないと思います。これは、女性に限らずすべての「一日20時間働けないひとたち」への配慮につながってゆけば良いと思います。(2007/08/01)

この記事を読む限りでは日本の現状は遅れていると言わざるを得ませんね。管理職うんぬん以前に理系に進む女性が少ないという問題があると思います。今の女子小学生に「将来なりたいもの」を聞くと「食べ物やさん」が上位に来るといいます。それが悪いとはいいませんが、何パーセントでもいいから科学者や研究者に憧れる女の子を増やしていければと考えます。(2007/08/01)

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