図解には大きく分けて2つのメリットがある。
1つは自分の頭の中を整理できることだ。仕事でややこしい問題に直面した時や情報過多で混乱した時に、キーワードやデータから図を描いてみれば、答えやヒントが見えてくる。
もう1つはビジネス上の相手に考えを伝えやすくなることだ。言葉では説明しにくい事柄も、図にして見せれば「そういうことか」と一発で分かってくれる。説得力も格段にアップする。
2つのメリットは密接な関係にある。なぜなら、相手にきちんと伝えるには、自分の頭の中を整理しなければならないからだ。
まずは図解で頭をスッキリさせるべし。そのうえで図解で顧客や上司に伝えよう。あなたも会社もきっと伸びていく。
文/開米瑞浩、白壁達久、高島三幸、長崎隆司、柳生譲治
写真/ 飯塚寛之、上岡伸輔、齊藤哲也、鈴木愛子、室川イサオ、ヤマグチタカヒロ、吉田明弘
伝わる「図解術」は、以下の5回分をビジネス基礎体力で掲載しています。
- 思考停止から抜け出せ!
頭スッキリ図解術<第1回> - 何でもランクづけしてみよう
頭スッキリ図解術<第2回> - 「穴埋め」でアイデア開花
頭スッキリ図解術<第3回> - マインドマップ」でモヤモヤ解消
頭スッキリ図解術<第4回> - “色”でグッと引きつける!
頭スッキリ図解術<第5回>
まずは頭の中をスッキリ
考えを整理する「5つの基本形」
考えを整理する「5つの基本形」
「仕事に役立ちそうな情報はネットからいくらでも集められる。問題はそれをいかに整理するか。そこで役立つのが図解です。私は仕事のテーマが決まったら、何が重要なのかを図解によって判断していきます」
三菱総合研究所の奥村隆一さんは、政策提言やコンサルティングなどの仕事に着手する際、真っ先に図解に取りかかる。コピー用紙の裏紙に手描きで図を描き、課題を整理するのである。
「限られた時間で新しい仕事を片づけなければならない時に、『とりあえず着手する』では失敗します。必要な作業とその流れなどを図解しながらイメージをすると、『これとこれは関連しているからまとめてやろう』などと見通しが良くなる。図解は業務を効率化するツールでもあるのです」

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