• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

第11回 理想の追求より現実の失敗

完全主義者は勝負弱い

  • 葉玉 匡美

バックナンバー

2007年8月30日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 結婚詐欺を繰り返す男から言われたことがある。

 「検事さん。光源氏は、なぜプレイボーイだったか、知っていますか? 死んでしまった母親を理想の女性と思い込んだからですよ。目の前の女性を見ずに、理想の女性を求めても決して満足することはできません。私も光源氏なのです」と。

 その詐欺師は、理想の女性ではなく、現実の金を求めていただけだから、最後の一言は余計だが、彼の言うことには一理ある。

 理想は理想、現実との間には必ずギャップがある。目の前の女性をありのままに愛することができなければ、愛は長く続かない。

 勉強の世界も同じである。
 「必要な情報がすべて記載されている理想の教科書」
 「1分の無駄もない理想的スケジュール」
 「どんなテストでも100点が取れる理想的な自分」――。そんなものは、この世には存在しない。誰も神様にはなれないのである。

 人間には、いつでも、時間・環境・能力の制約がある。現存する制約を無視して、理想の実現にこだわろうとする「完全主義」は

(1)勉強の進みが遅く、最後まで終わらず、いつまでも全体像が見えない
(2)力を集中させるべき場所が分からず、また、複数の課題があると、異常に力のこもった課題と手つかずの課題が生まれてしまうなどなど何をやってもバランスが悪い
(3)失敗を恐れるあまりトレーニングを怠り、知識が定着しない
(4)ちょっと失敗すると、かんしゃくを起こし、八つ当たりする
(5)悩み始めると、勉強に対する興味を失い、勉強を放り出す

 というロクでもない主義である。いや、「主義」というほど高尚なものではなく、細かいところが気になって仕方がない嫌な性格に過ぎない。(1)から(5)までの2つ以上に該当する人は、完全主義的性格の持ち主であり、矯正が必要である。

コメント8

「葉玉匡美の脱時空勉強術」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官