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企業で女性が成功するのに必要なもの

日本HPの「ウーマンズ・サミット」リポート

  • 鈴木 優子

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2007年9月5日(水)

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ホテルラフォーレ東京で開催された「ウーマンズ・サミット・東京2007」

ホテルラフォーレ東京で開催された「ウーマンズ・サミット・東京2007」(写真:皆木 優子、以下同)

 日本ヒューレット・パッカード(以下日本HP)は2007年8月6日、ホテルラフォーレ東京で「ウーマンズ・サミット・東京2007」を開催した。同社としては初の女性サミットで、テーマは「Managing Your Career」。女性たちが社内外での自分の役割を見いだし、キャリアを重ねてビジネスで成功するための課題や問題点を討議するためのイベントとなった。

 当日の出席者は約300人。日本HPから160人、そのほかアクセンチュア、NTTデータ、住友スリーエム、東京電力、日産自動車、日立製作所、松下電器産業などの社員が約130人という構成で、20代後半~50代にわたる幅広い年代の女性が参加した。

 オープニングは日本HP取締役副社長執行役員、岡隆史さんのウエルカムメッセージに続き、基調講演では、ヒューレット・パッカード エグゼクティブ・バイス・プレジデントのマルセラ・ペレス・デ・アロンゾさんが壇上に立った。アロンゾさんは現在、全社の人事業務の統括責任者で、人材開発・管理、採用などのプロフェッショナルとして活躍する。

エグゼクティブ・バイス・プレジデントが語る「成功の3つのポイント」

 アロンゾさんは「国境や人種、性別を超えたダイバーシティーは、世界中どのオフィスでも見られます。グローバルな顧客に対応するには、スタッフもグローバルでなければならないからです」と語る。同社には女性スタッフ育成プログラムもあり、女性の活躍の場を広げる支援に積極的だ。

HPエグゼクティブ・バイス・プレジデントのマルセラ・ペレス・デ・アロンゾさん

HPエグゼクティブ・バイス・プレジデントのマルセラ・ペレス・デ・アロンゾさん

 「しかし一番大切なのは、自ら積極的に手を挙げ、プロジェクトに参加し、自発的に行動を起こすこと。自分の運命は自分で切り開くことが必要なのです」とアロンゾさんは強調する。

 運命は自分で切り開く、というのはまさにアロンゾさんの生き方そのものだ。南米・チリのプンタアレナスという小都市で生まれたアロンゾさんは教育熱心な両親のもと、大学に進学し、組織心理学を学んだ後、銀行に就職し、人事部に配属された。やがてシティグループにヘッドハンティングされ、国際舞台にデビューする。

 「私にはいろいろな壁がありました。故郷を離れて外国で暮らすこと、女性であること、アメリカ人でないこと、語学のハンディもありました」。今でこそ、流暢な英語を操るアロンゾさんだが、シティグループに入る前はうまく話せなかったという。しかし、上司に「3カ月で英語を身につけなさい」と言われて勉強し、数カ月後にはエグゼクティブたちの前で英語でプレゼンテーションするまでになった。その後、2004年にHPに入社する。

 アロンゾさんの成功の陰には、常によきメンター(助言者)である上司の存在がある。語学も含め、メンターにサポートしてもらうことで、様々な壁を乗り越えた。「コロンビア大学で財政学と会計学を学ぶ時も、メンターを失望させてはいけないと思い、死に物狂いで頑張りました」、こうした努力の後アロンゾさんは、「ラテンアメリカ系の最も優秀な10人のビジネスエリート」の1人に選ばれるに至った。

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